「営業が苦手」と思っている人向けの顧客獲得方法です。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
今回は、創業融資サポートを使って、顧客を獲得するための具体的な方法についてお伝えします。
少し手間はかかりますが、営業しなくても顧客を獲得できますので、一度、お試しください。
創業希望者にアプローチする方法はいくつかあります。
詳しくは、以前のブログ
【創業者にアプローチするための5つの方法】
をご参照ください。
今回は、そのブログに書いていない方法についてお伝えします。
創業融資案件を獲得するために行う手順としては、
1.リストの入手
2.DMの発送(×4)
3.訪問
4.案件獲得
となります。
1.リストの入手
創業融資案件を獲得するためにまず行うべきことは、
創業融資サポートを希望していると考えられる「見込み先リスト」を入手すること。
潤沢な資金を持っている創業者は少ないため、創業者にアプローチすれば、
案件依頼となる確率は高いです。
見込み先リストとして有用なのが、「新設法人リスト」。
新たに法人を設立した会社についての情報が載っています。
昔は、名簿業者から有料で入手していましたが、最近は無料で公開している
奇特なサイトがありますので、そちらで入手されることをお勧めします。
無料で新設法人リストが入手できるサイトについては、
【無料で新設法人リストを公開しているサイトがありました】
で詳しくお伝えしていますので、そちらをご覧ください。
新設法人リストで、「過去3ヶ月以内」に設立された「地元」の法人を
ピックアップしてリストを作成します。
3ヶ月以内にしたのは、2つ理由があります。
ひとつは、
「3ヶ月以上経った法人の多くは、既に借りている場合が多いから」
もうひとつは、
「3ヶ月以上経った法人は、3ヶ月以内の法人よりも創業融資を借りるのがむずかしくなるから」
です。
なぜ、3ヶ月以上経つと借りるのが難しくなるのかについては、後ほど説明します。
2.DMの発送
リストが手に入れば、リスト先に対してDMを発送します。
優良な見込み先だからといって、いきなり飛び込み訪問してはいけません。
コチラのことをよくわかっていない相手にアプローチしても、まともに相手をしてくれないからです。
まずは、コチラのことを知ってもらうようにしましょう。
発送するDMに封入するのは、2つ。
ひとつは、
「融資サポートに関する詳細がかかれているチラシ」
もうひとつは、
「同封レター」
です。
「同封レター」とは、挨拶文と言い換えても構いません。
「なぜ、このチラシを送ったのか」
「どのような思いで、このサービスを行っているのか」
「自分自身の人となり」
等を伝えるためのレターです。
チラシだけをDMに入れると、「売り込み感」が大きくなりますが、
同封レター1枚入れることで、そういった「売り込み感」を大きく軽減させることができるからです。
DMは1回だけでなく、1週間ごとに4回送ることをお勧めします。
なぜなら、1回だけ送ったとしても、興味を持ってくれないからです。
新設法人には、法人を設立してしばらくの間、多くのDMが届きます。
そのほとんどは、税理士事務所からのDMです。
設立したばかりの法人の多くは、顧問税理士を持っていません。
設立した当初には、税理士を必要としないからです。
多くの新設法人は、設立後、税理士を探します。
税理士も、それが分かっているので、新設法人に対して積極的にDMを送り、
顧問先を確保しようとします。
私も、私の友人達も、法人を設立したときには、DMがたくさん来ました。
しかし、あまりにも大量に来るので、最終的には、
「また、DMか」
と、あまり真剣に見なくなりました。
DM送付を1回だけにしてしまうと、他の大量に来るDMに埋もれてしまい、ほとんど見てもらえません。
しかし、4回送ると、
「また、この事務所からDMが届いたぞ」
と、興味を感じてもらえる確率はとても大きくなります。
せっかく送っても、真剣に見てもらえなければ、コストをかけた意味がありません。
4回送ることで、コストは4倍になりますが、見てもらえる確率は確実に上がります。
可能であれば、DMは4種類作って欲しいのですが、そこまで手間もコストもかけられない
というのであれば、「同封レター」を4種類作りましょう。
同じDMばかり4回だと、
「また来たか」
となりますが、すこしずつ内容を変えると、より読んでもらえるようになります。
「ステップメールをDMで行う」といえば、そのイメージはつかんでいただけるでしょうか?
DMは、透明の封筒に入れることをお勧めします。
社封筒に入れてしまうと、そのままゴミ箱行きとなることも少なくありません。
中身のチラシを見られるようにしておけば、ひと目見て、
「詳しく読んでみようか」
と思ってもらえるからです。
新設法人へのDMといえば…
以前こちらでご紹介した、この連載記事もぜひ参考に。
「税理士事務所からDMが来た!」という、新設法人を立ち上げたばかりの人物へ
取材する機会があったのです。
起業直後に税理士事務所からDMを受け取った経営者のリアルな反応は必読!
【税理士の新設法人に対する営業】 全4回連載記事
もくじ
第1回 DMへの率直な感想は?
第2回 経営者1年生の心が動いたDMとは?
第3回 顧問税理士を決められない理由
第4回 「はじめての顧問税理士」に望むこと
融資に関する相談をしたいと考えている創業者は、少なくありません。
創業融資のサポートを依頼するために、ネットで専門家をさがしているのです。
だから、「創業融資のお手伝いができます」とアピールすると、創業者からの相談は格段に増えます。
相談件数が多ければ多いほど、その後、相談者から仕事を依頼してもらえる確率は高まります。
創業融資のアドバイスができれば、顧客数は増えることになります。
そんな、創業融資に必要な知識・ノウハウを身につけるためのヒントが手に入ります。