決断が早ければ、何度もやり直せることができます。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
経営コンサルタントという仕事がら、多くの成功している経営者や士業の方々にお会いします。
その際、よく行うのが、
「ビジネスを成功させるために必要な資質は何でしょうか?」
という質問です。
それをまとめると、かなり上位にくる項目が
「決断の早さ」
なのです。
「決断の遅い人は、それだけで、成功できる確率を下げている!」
と言い切る経営者もいます。
なぜ、決断が遅い人間は、成功しづらいのでしょうか?
行動をなかなか起こせないから
決断して行動すると、その行動は、何らかの結果につながります。
行動することにかかる時間と、行動した結果が出る時間は、
決断する時間の長さとあまり関係がありません。
例えば、決断したあと、それを実行に移すために行動する時間は2日必要だとします。
行動して、その結果が出るのに3日間かかるとすると、
行動を始めて結果が出るまでに必要な時間は5日間ということになります。
決断するのに15日かかった場合、決断から結果が出るまでの時間は20日間必要になります。
しかし、決断するのが一瞬だった場合、決断から結果が出るまでは、5日間だけです。
決断に15日かかる人は、1回しか行動を起こすことが出来ませんが、
一瞬で決断出来る人は、その間に4回、行動を起こすことができます。
同じことをする場合でも、1回しか行動を起こさない人と、4回、行動を起こせる人では、
成功の確率が大きく違ってくるというのは、ご理解いただけると思います。
だから、決断の遅い人が成功する確率は低くなりがちになるということです。
よく考えると、デメリットばかりを思いつくから
決断が遅いというのは、「よく考えているから」だとも言えます。
全く考えなしに、行動するのはどうかと思いますが、あまり考えていても、よい結果にはつながりません。
なぜなら、よく考えた場合、行動することのデメリットばかりを思いつくからです。
「○○だから、失敗する確率は高い。失敗するぐらいなら時間の無駄なので、しないほうがマシだ」
頭のいい人ほど、このロジックになりがちです。
デメリットが見えると、人は、行動に移さず、別の方法を模索します。
それで時間がかかるのです。
士業は失敗を恐れる傾向が強い
多くの人は、失敗を恐れます。
特に、士業という人種にとっては、その傾向は顕著です。
失敗を恐れるあまり、行動しないということを選択するため、状況を変えることはできません。
「顧客が獲得できなくて悩んでいる」
という士業から相談をいただきます。
そこで、いくつかの集客のアイデアを伝えても、
「わかりました。いただいたアイデアをよく考えてみます」
と言われるのですが、後日、会った時に、そのアイデアを実行されたのかを尋ねると、
「考えた結果、それは、自分には向かないと思いました」
と言われる方が少なくありません。
その間、何か別のことを行ったのかと尋ねると、
「何もしていません」
と答えられます。
そして、
「あいかわらず集客ができません」
と悩み続けられているのです。
そりゃあ、何もしなければ、状況が変わることはありませんよね。
失敗は恥じゃない
「失敗」の意味をネットで調べると
「方法がまずかったり情勢が悪かったりで、目的が達せられないこと」
と書いてありました。
「失敗」とは、「目的が達せられないこと」ということですが、
最終的には、目的が達せられたら、「成功」になるということですよね。
1回の行動で目的を達せられなければ失敗ですが、何回も行動することで、いろいろと経験した結果、
方法を修正し、目的に到達するということは、本当によくある話です。
1回の失敗であきらめると、失敗が確定しますが、何回もトライすることで成功につながれば、
その失敗は「経験」になります。
経験が多ければ多いほど、成功の確率は高くなります。
失敗は恥ではありません。
失敗を恐れて行動しないこそが恥なのです。
やってみなはれ。やらなわからしまへんで
サントリーの創業者、鳥井信治郎は、未知の分野に挑戦しようとして
周囲から反対を受けるたび、この言葉を発して決して諦めなかったといいます。
行動を起こして上手くいかなかったとしても、そこには「反省」が残り、
「改善」することができます。
だから、行動したことについては、後悔はあまりしないことが多いです。
しかし、行動を起こさなくて、その結果、上手くいかなかった場合は、
「なんで、あのとき、行動しなかったのだろう」
と、一生悔やむことになりかねません。
後悔しない人生を選ぶためにも、決断を早くし、行動につなげることを
していただきたいと思います。
行動して損をすることはあまりないのですから。
「他の人も出来る業務」をメイン業務にしてしまうと、価格競争に巻き込まれ、
結局、忙しいのにもかかわらず、売上があまり上がらない「バタバタ貧乏」状態になっています。
これからは、
「自分だからこそと選んでもらえる【強み】」
を持っていなければ、独立しても、鳴かず飛ばずの状況が続くでしょうし、
すでに独立をしているのであれば、「客単価の下落」と「既存顧客の離脱」を招き、
売上が減少していく可能性が高いです。
そうならないためにも、今のうちに、
「自分だからこそと選んでもらえる【強み】」
を身につける必要があります。
そんな、
「経営者から頼りにしてもらえる相談に応えられるノウハウ」
を身につけられるヒントが手に入ります。
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