異業種交流会に参加したことはありますか? どんな印象をお持ちですか?
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
新型コロナウイルスの影響で、異業種交流会の開催数は激減しました。とくに独立・開業したばかりの創業者や士業・コンサルタントにとって、情報や人脈を手に入れることができる数少ない場所だったのですが、この2年ほとんどなくなってしまったのです。
代わりにZoomなどによるオンライン交流会が増えました。参加経験はおありですか。オンラインだと少人数開催の場合が多く、それぞれの参加者をよく知ることができるのではないでしょうか。一方ファシリテーターの手腕によって、満足度が大きく変わるのも事実。リアル異業種交流会の様子を知っていれば、両者の特長の違いを感じた方もおられるでしょう。
とはいえ新型コロナウイルスの影響は、ある程度落ち着いてきた模様。政府も2022年6月1日から一日当たりの入国者数の上限を1万人から2万人に引き上げ、さらなる緩和も検討する方針です。少しずつリアル(対面)での異業種交流会の開催数が増えています。
異業種交流会で直接の顧客をすぐに獲得するのは難しいものですが、活用法によっては、長い目で見ると顧客獲得につながることも少なくありません。
以前のブログでも異業種交流会の活用方法についてお伝えしましたが、今回は「異業種交流会に参加する目的」に絞ってお話しましょう。
異業種交流会に何を求めますか?
異業種交流会へは、それぞれ自分の目的を持って参加するでしょう。目的が明確でなければ、「名刺が集まっただけ」という結果になるからです。
参加する目的が「名刺集め」ならいいのですが、そうでなければお金と時間の無駄。
以下、異業種交流会に参加する目的を列挙します。
名刺集め=リスト集め
自分が発行するメールマガジンやDM等を送るために、「名刺集め」を主目的として参加する人もいるでしょう。
メールマガジン送信の許可をもらった(かならず許可をいただいてください)名刺交換先に送ることで、内容に興味を持った相手から相談や業務依頼が来ることがよくあります。
また、名刺交換した相手に「セミナー案内」を送ることで、セミナーに参加いただけたり、その方の知り合いに共有してもらえたりすることもあるでしょう。
私も独立当初は「異業種交流会で名刺を収集」→「許可をいただいた先にメールマガジンを送付」→「セミナーの案内」という流れで、自主セミナーの集客に活用していました。
見込み客の獲得
名刺交換時に「自己/自社アピール」を行うことで、「相手を顧客にする」という目的を持って参加する人もいるでしょう。
それを目的に異業種交流会へ参加する人も多いのですが、多いだけにほぼ全員が自己アピールに懸命だったりすることもあり、相手に自分の話を聞く余裕がないことも頻繁にあります。(そしておそらく自分も…)
異業種交流会の性格にもよりますが、この目的で参加すれば期待外れに終わることが多いように思います。
重要人脈の獲得
これから仕事を行う上で重要=顧客を紹介してくれそうな人脈の獲得を目的にする人も多いと思います。
士業・コンサルタントに顧客を紹介してくれる可能性がいちばん高そうなのは、「①異業種で、②自分よりキャリアの長い士業・コンサルタント」です。
そんな人々と知り合って良好な関係を続けることができれば、顧客・業務を紹介してもらえる可能性は高まります。
宣伝
参加者全員の前で自己PRを行える機会を設けている異業種交流会も少なくありません。
そのPRを聞いて興味を持った「見込み客」が、向こうから声をかけてきてくれることもあります。
また、会場に「宣伝用チラシ」を置く許可が出ている異業種交流会も多いもの。チラシを準備して会場に置かせてもらうことで、後から問い合わせが来ることもあります。
情報収集
「目的」にするほど確実に得られるものではありませんが、日ごろ自分では手に入れられないような情報を、異業種交流会で知り合った相手から入手できることも、期待できる効果のひとつでしょう。
自分と違う知見を持っている人から思いがけず、役立つ情報や新鮮なビジネスヒントがもらえたりします。その場で高名な専門家から簡単なコンサルティングをしてもらえるなど、思わぬ実りを得ることもあります。
たしかに私も異業種交流会で偶然出会った優秀な士業・コンサルタントに、その場で事務所経営へのアドバイスをいただけたことが何度もあります。
目利き力アップ
これも「目的」にするには動機として弱いのですが、数々の異業種交流会に参加すれば、目利き力アップも期待できるでしょう。
異業種交流会も玉石混交。「自分にとって実りある」会もあれば、そうでないものもあるはずです。どれがよくて、どれがそうでないのか、多彩な交流会に参加することで目利きできるようになるでしょう。
また「参加者に対する目利き力」も磨けるようになります。「自分のPRが終わったら、すぐ帰る人」「他人の話をよく聞き、いいところを探そうとする人」など、さまざまな人が集う場です。できれば後者のような姿勢でいたいものですね。
目的を明確化すれば参加時間も費用も無駄にならない
異業種交流会への「参加目的」を明確にすることで、以下の準備を行えます。
●参加費がどれくらいの異業種交流会が今の自分に適切か
●異業種交流会で目的を達成するためにどのような具体的な準備をすべきか
●異業種交流会には、どのような姿勢で参加すべきか
●多種多彩な異業種交流会に行くべきか、ひとつの異業種交流会に継続参加すべきか
とくに目的なく、目についた異業種交流会へ手当たり次第に参加しても、時間と費用が無駄になるだけ。目的を明確にして、「自分なりの成果につなげる道筋」をイメージしましょう。
士業やコンサルタントが売上を確保する方法のひとつが、「セミナーを間口にして見込み客を集める」。例を挙げましょう。
「セミナーを開催して見込み客を集め」
→「無料の個別相談で信頼関係を構築したうえで」
→「顧問契約」
●例2
「セミナーを開催し見込み客を集め」
→「より専門的・高額の集中講座を案内」
いずれの方法にせよ「自分のノウハウを売上につなげる仕組み」を構築できていないと、「異業種交流会で名刺を集めてセミナー告知」を行っても、売上という成果は伴いません。
「独自のノウハウはあるけれど、どう売上につなげることができるのかわからない」。そんな士業・コンサルタントが、自分だけの方法を見つけるヒントが手に入るセミナーです。
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【東京会場】
2022年7月14日(木)・23日(土)・26日(火)・8月5日(金)
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2022年7月16日(土)・21日・29日(金)・8月2日(火)
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