本社/大阪府吹田市豊津町40-6 EBIC吹田 311
東京/東京都渋谷区渋谷3-5-16 渋谷三丁目スクエアビル 2F katana渋谷オフィス

「コンサルタント会社の倒産が過去最多」――生き残る対策×6点、具体的アイデア例

記事の最後は、「実績と特色を打ち出せない企業は淘汰される可能性が高い」と締めくくられていました。

こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。

2025年1月10日の株式会社東京商工リサーチに、興味深い記事が掲載されました。士業やコンサルタントにとって、他人ごとではありません。

●「経営のプロ」コンサルの倒産が過去最多 顧客ニーズの高度化と求められる専門性、淘汰が加速

本記事に、こうあります。

2024年の「経営コンサルタント業」の倒産が154件(前年比7.6%増)に達した。集計開始以降で年間最多だった2023年の143件を上回り、過去最多を更新した

「経営のプロ」コンサルの倒産が過去最多 顧客ニーズの高度化と求められる専門性、淘汰が加速 | TSRデータインサイト | 東京商工リサーチhttps://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1200836_1527.html

今日は士業・コンサルタントが厳しい時代を生き残るための対策6点と、それぞれの具体的アイデア例をお知らせしましょう。

倒産原因の多くは「不況型倒産」

記事によれば、倒産の原因別では143件中102件が「不況型倒産」とのこと。不況時の他社支援に力を発揮する経営コンサルタントですが、これでは「紺屋の白袴」と言われても仕方ありませんね。

「経営環境の変化に対応しきれない経営コンサルタント会社の倒産」という記事を読むと、同じ手法でではなく、つねに新しい手を打ち続ける重要性をあらためて実感。最近試行錯誤の量が減っていた自分にとって、背筋が伸びる記事でした。

以前どこかで読んだ有名な経営者(誰だか覚えていないのですが)の座右の銘も思い出します。

経営環境の変化に対応する唯一の方法は「自らが変わり続けること」

小規模コンサルタント会社が倒産の大多数を占める

倒産したコンサルタント会社の資本金別では、1億円未満の中小企業が152件(構成比98.7%)とほぼ全てを占め、従業員数別でも5名以下の小規模事業者が143件(同92.8%)を占めています。

小規模のコンサルタント会社は経費もあまり多くないはずですが、それだけ売上の確保が難しくなっているのだと推察します。

生き残るための対策×6点とアイデア例

プレーヤーの淘汰が進んで業界の競争環境が激化するなか、士業・コンサルタントとして生き残るための対策をお知らせしましょう。

(1)今までのビジネス手法を見直す

今までの手法で売上が減少しているなら、同じ方法を続けていても売上は絶対に増えません。ビジネスモデルそのもの、サービスの提供方法ターゲット等を見直し、各段階を改善しましょう。

新ビジネス手法例

新ビジネス手法例

  • 顧問先への訪問回数が少ない新プランを作る
  • ほぼ製造業専門だったが卸業界にもアプローチしてみる など

(2)他と差別化できる付加価値(強み)を身につける

同じビジネスモデルの専門家が多ければ、違う分野に進出しないと獲得できる顧客はどんどん減っていきます。同業者と違う付加価値を提供できれば、その付加価値を求める顧客を獲得できるチャンスが増えます。

上の記事にもありましたが、たとえば「補助金獲得支援等のコンサルティング」は、そのリスクが高いコンサルタントといえるかもしれません。

新しく身につける付加価値の例

  • 税務+経営コンサルティング
  • 補助金獲得支援+つなぎ融資サポート など

(3)顧客獲得力を強化する

同じサービスを提供していても、顧客獲得力の高いコンサルタント会社は生き残っています。「計画的」「継続的」「安定的」に顧客を獲得する仕組みの確立が、生き残るために重要なファクターになるでしょう。

顧客獲得の「仕組み化」例

  • ①見込み客を集めたセミナー → ②個別面談 →  ③顧問先化
  • 他の士業・コンサルタントとの提携
  • 営業専門業者への依頼を検討する など

(4)情報発信の量を増やす

情報発信の量を増やすことで、見込み客に接触できるチャンスは増えます。また情報発信の量が多ければ「その分野における情報通」というブランドを確立することもできます。

情報発信をするときはひとつのチャネルに頼らず、さまざまな場で重層的に行えば露出量は増えます。同じコンテンツでも構いません。プラットフォーム(読者・視聴者)にあわせて内容を調整すればいいのです。

情報発信の場の例

  • 自社サイトブログ
  • 自社メールマガジン
  • 自主セミナー
  • 書籍執筆、業界誌等への寄稿・連載
  • Facebook
  • Instagram
  • X(旧Twitter)
  • YouTube など

(5)新たな取り組みを行う

今までと同じことをしていても売上は改善しませんから、今までと違うことに取り組む必要があるでしょう。行動なくして現状は打開できません。

新しい取組みの例

  • 自主セミナーの開催を目指してコンテンツを練る
  • ファックスDMを配信する
  • ターゲットが読んでいるサイト、業界誌への寄稿を申し入れる など

(6)学びの機会を増やす

新たなことへの取組みには、「取り組む分野(新事業)を、できるだけ速やかに決定すること」。まずは決めないと、実施のための準備ができないからです。

「取組む分野(新事業)」を決めれば、次は「インプット」。今までの自分になかったことに取り組むための「知識」や「ノウハウ」は、自分から学びに行きましょう。書籍などではなく、「すでに経験のある誰か」「教えてもらう」のがいちばんの近道です。

たとえば経営コンサルタントとして生き残るための新サービスについては、以前のブログで解説していますので、ご興味があればぜひご覧ください。


新しい視点とノウハウを得る4つのセミナー

また現在ネクストフェイズは、士業・コンサルタントが新しい取組みを行う参考になる、4種類のセミナーを用意しています。

「①融資全般」、「②経営者保証解除」、「③銀行とのパイプ」、「④創業融資」など、あなたの今の事業との相性がいいものをお選びください。

資金調達支援ノウハウセミナー

※融資に関する質問などにもその場でお答えします

【小規模企業特化型】経営者保証解除支援ノウハウセミナー

士業・コンサルタントのための 「銀行とのパイプの作り方」セミナー

最新の現場事情に沿った関係構築法を伝授

※融資支援についての個別質問にもその場でお答えします

実践的・創業融資支援ノウハウセミナー

※創業融資支援についての個別質問にもその場でお答えします

関連記事

住所
大阪本社

〒564-0051
大阪府吹田市豊津町40-6
EBIC 吹田 311

TEL 06-6380-1259

FAX 06-6318-6175

東京事務所

〒150-0002
東京都渋谷区渋谷3-5-16
渋谷三丁目スクエアビル 2F katana渋谷オフィス

 アクセス方法
ページ上部へ戻る