- 2018-11-15
- ネクストフェイズ
- 融資コンサルタント協会
ここまで来るのに9年間かかりました。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
「資金繰りに悩まず、本業に専念できる中小企業のサポートを行うことで、その企業の成長・発展に貢献する」
という使命(ミッション)を胸に抱き、経営コンサルタントとして2003年に私は独立しました。
※このミッションを持つに至った経緯は以前のブログをご参照ください
●「融資に強いFP・士業になる方法セミナー」を私が始めた理由
最初は自分自身で中小企業に対する資金調達サポートを行っていましたが、クライアントが増えるにつれ自分ですべて対応するのがむずかしくなってしまいました。
その状況を打開するために、「中小企業の融資のサポートを行うことのできる専門家」を育成すべく、「融資に強いFP・士業養成講座」を2011年に開講しました。
※2020年6月に「融資に強い士業・コンサルタント養成講座」に名称変更
また受講者を集めた一般社団法人融資コンサルタント協会を2016年に設立しました。
「融資に強いFP・士業養成講座」の受講者は500名を超え、2019年1月には通算講座数が100期を迎えます。さらに融資コンサルタント協会も地域金融機関や公的支援機関との提携が進み、より多くの中小企業の融資に関する悩みに応えられる体制が徐々に整ってきました。
ひとつの講座で100期まで来られたこと、また、融資コンサルタント協会が500名以上の会員が在籍する大専門家集団に成長できたこと、ひとえに皆様方の多大なるご支援ご厚誼の賜物と心より感謝申し上げます。
金融庁の指導で、今は赤字決算でも融資を受けられる時代
日本には、381万者の中小企業・小規模事業者がいます。
その7割が赤字決算です。
赤字決算の場合、融資を受けやすいか受けにくいかと言うと、やはり受けにくいです。
しかし、今は、赤字決算だからと行って、絶対に融資が受けられないというわけではありません。
金融庁が金融機関に対し、
「財務内容や担保・保証人でだけで判断するのではなく、
その企業の事業性や、将来性、成長可能性を評価して積極的に融資を行いなさい」
という「事業性評価融資」を積極的に行うよう、指導しているからです。
赤字決算であっても、債務超過であっても、その企業に将来性や成長可能性があるのであれば、
融資を受けることは可能になってきています。
赤字決算でも融資を受けるために、金融機関を選ぶ目を養おう
しかし、それは、すべての金融機関が対応しているわけではありません。
今までのように「格付け重視」で、融資判断を行う金融機関や、保証協会の保証付き融資でないと、
融資に取り組まないという保守的な融資姿勢の金融機関も、依然、あります。
取引する金融機関が、どのような融資姿勢を持っている金融機関なのか、
見極める目が、今後、中小企業の経営者にも必要となります。
「事業性評価融資をしてもらうために必要な、将来性や成長可能性をアピールできるような資料」
を作成することは、慣れていない中小企業の経営者は、なかなかできません。
「積極的に事業性評価融資に取り組む金融機関の目利き」
についても同様です。
融資に強い専門家が増えれば、中小企業への融資も増えていく
だからこそ、融資のサポートができる専門家が必要になってきます。
そのサポートができる専門家の数は、まだまだ足りません。
資金繰りに悩んでいる中小企業の役に立つための専門家をもっと育成することが、
ネクストフェイズや一般社団法人融資コンサルタント協会のミッションだと思っています。
これからも、1,000人、2,000人の
「資金調達コンサルタント」
を育成するために、更なる努力を続けていたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
日本の中小企業の9割以上は、どこからか、お金を借りています。
そのほとんどは、円滑な融資を受けるための知識がなく、
絶えず、次の資金調達が確実に出来るかどうかについて憂いています。
融資のサポートをすることができれば、そういった多くの経営者に喜んでもらうことができます。
そんな、融資のサポートができる専門家になるためのヒントが手に入ります。
●元・金融機関融資担当が講師! 「融資に強い士業・FPになる方法」セミナー
※東京・大阪ともに複数日程あり