- 2017-6-19
- 語録・記録
- 弁理士, 弁理士、金融機関へ行く, 池田泉州銀行, 融資コンサルタント協会
大阪府堺市で独立開業している、山本英彦(やまもと・ひでひこ)弁理士(37歳)。
2年目を迎える本業の特許事務所とは別に、このたび2017年6月、
特許権活用のニュービジネスのために新会社を設立することにしました。
そこで創業融資をしてもらうことを(最終?)目的に、
金融機関との関係構築を決心して…。
こんにちは、ネクストフェイズ編集部です。
かつて同僚としてネクストフェイズで働いていた山本さんは、
弁理士という士業であり、
規定の講座を受けた融資コンサルタント協会認定のSP融資コンサルタントであり、
また同時に、経営者自身。
そんな山本さんが、金融機関との関係構築の過程を綴った記録を送ってくれました。
読んでみたら、現場ならではの情報や実感にあふれ、はっとさせられる点がたくさん。
そこで山本さんから原稿が届きましたら、随時、こちらでご紹介していくことにしました。
なるべく固有名詞を秘さない、なるべくリアルな体験ルポを、不定期連載でお届けします。
『弁理士、金融機関へ行く』シリーズ
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【2】第2回訪問は、あっさりと
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こんにちは、弁理士・SP融資コンサルタントの山本です。『弁理士、金融機関へ行く』第2回です。
2017年5月11日(木)のことです。
「10日」を避けて訪問
池田泉州銀行さんに2回目の訪問をしてきました。初回訪問が9日(火)でしたので、1日挟んで11日の訪問としました。連日でも良かったのですが、SP融資コンサルタントになるための講座で、「銀行訪問するときは、できれば10日、15日は避けた方が良い」と学んでいたので、11日にしました。
第1回訪問時に個人口座を作ってしまったので、今回の「名目」は定期積金を始めること。まずは支店に行って、今日は約束をしていないのでそのまま窓口で定期積金をしたい旨を伝えます。
この時、一昨日お会いした支店長さんは窓口の個室ブースでお客さんの対応をされており、融資課長さんは他の行員さんとお話しをされていました。
このまま定期積金の処理が終わっても気づいてもらえなかったら、私の対応をしてくれた女性行員さんに、「一昨日、支店長さんと融資課長さんに融資の件でお世話になりました。よろしくお伝え下さい」とメッセージを残して帰ろうかな、と思っていました。
支店長からも融資課長からも声がかかった
しかし定期積金の説明を受けている途中で、お客さんの対応が終わったらしい支店長さんが私のところに来て、「一昨日はありがとうございました。書類(創業計画書)でわからないことはありませんでしたか?」と声をかけてくださいました。
「ありがとうございます。今、(書類)作成中ですので、来週お待ちできるかと思います」とお伝えしました。支店長は、「それではまた」という感じでお席に戻っていかれました。
その後、続いて融資課長さんもいらっしゃって「積立していただけるんですか?」と声をかけてくださいました。「はい、融資をお願いするので、他の取引もあった方がいいかと思いまして」とお返事しました。
その後は滞りなく定期積金を終えました。
わずか15分の滞在でも
といった感じで、滞在時間は定期積金の処理待ち時間を含めて15分程度、そのうち、支店長、融資課長とお話ししたのは、それぞれ二言、三言でした。第2回の訪問は結構あっさりですが、顔を覚えてもらう目的なら十分かなと思い、それより変な売込みをしない事を意識しました。
でも、「自分が定期積金をいくらにしたか、対応してくれた女性行員さんに後から聞くかな?」とか思って、少し見栄を張って、積金は50,000円/月にしておきました。
支店長は支店全体をよく見ている
第2回訪問で思った事は、支店長さんは結構銀行全体を見ている(気を配っている)のだなという事です。今、支店にどんなお客さんが来ているか、きっちり把握されているようですね。2日3日前にお話ししたお客さんなら、一言くらいは挨拶に来てくれるのも頷けます。
次回は創業計画書を持って、あまり間隔をおかずに第3回訪問をしたいと考えています。
まとめ
●第2回の訪問「名目」は、定期積金を始めること
●10日を避けたので、初回の翌々日になった
●支店長からも融資課長からも、声をかけてもらえた
●滞在時間はわずかでいい、売り込みはしないと心がけた
その後、東川とのやりとり
山本「第3回訪問は、間隔を空けずに創業計画書を持っていこうと思います。アポは必要ですか?」
東川「ぜひ取ってください。一定の時間をいただくことになるので」
山本「初回訪問時に事業計画書を作るのが得意という印象を持ってもらえたようなので、それなりのレベルの計画書を持って行きたいと考えています。事前に内容をチェックしてもらえますか?」
東川「もちろんですよ、できあがったら見せてください。それより…」
山本「それより?」
東川「定期積金の額は無理しなくていいって、僕、言うたのに、5万円って(笑)」
(第3回につづきます)
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『弁理士、金融機関へ行く』シリーズ
【2】第2回訪問は、あっさりと
【1】いきなり融資の話をしてみた
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