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弁理士、金融機関へ行く【5】 iDeCo加入で「いいお客さん」?

大阪府堺市で独立開業している、山本英彦(やまもと・ひでひこ)弁理士(37歳)。
2年目を迎える本業の特許事務所とは別に、このたび2017年6月、
特許権活用のニュービジネスのために新会社を設立することにしました。
そこで創業融資をしてもらうことを(最終?)目的に、
金融機関との関係構築を決心して…。

こんにちは、ネクストフェイズ編集部です。
かつて同僚としてネクストフェイズで働いていた山本さんは、
弁理士という士業であり、
規定の講座を受けた融資コンサルタント協会認定のSP融資コンサルタントであり、
また同時に、経営者自身。

そんな山本さんが、金融機関との関係構築の過程を綴った記録を送ってくれました。
読んでみたら、現場ならではの情報や実感にあふれ、はっとさせられる点がたくさん。
そこで山本さんから原稿が届きましたら、随時、こちらでご紹介していくことにしました。
なるべく固有名詞を秘さない、なるべくリアルな体験ルポを、不定期連載でお届けします。

『弁理士、金融機関へ行く』シリーズ
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【5】 iDeCo加入で「いいお客さん」?

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こんにちは、弁理士・SP融資コンサルタントの山本です。『弁理士、金融機関へ行く』第5回です。今回は池田泉州銀行への訪問5回目と6回目の記録です。この連載では今まで3回の訪問内容しか紹介していませんが、4回目の訪問は新会社の源泉税を納めたときだったので割愛します。5回目の訪問は、2017年8月3日(木)のことでした。

iDeCoを始めることにした
4回目訪問で新会社の源泉税を納める手続きを行ったとき、支店長にiDeCoを薦められました。そこでiDeCo申し込みを目的に、池田泉州銀行へ第5回訪問。しかし支店長は、夏休みで不在。代わりに次長(初めてお会いする方です)に対応いただき、応接室ではない個室に通されました。

※ヤマモト注:
別の金融機関の支店長とお話をすることがあり、こんなことをお聞きしました。金融機関では夏休みと称して、支店長でも強制的に最低5日は職場に入ることが許されないお休みを設定するようになっているのだそうです。悪いことができないようにするためとのこと。個人的には新鮮な情報でした。
※ヒガシカワ注:
次長とは、規模の大きな支店なら上から3番目、そうでない支店なら2番目。比較的小規模な支店なら、支店長に次ぐ役職です。銀行の支店の肩書きって、一般にはわかりにくいですよね。ご興味があれば、以前私が書いたこちらを参考になさってください。たいへんよく読まれているページです。

その個室でさらりとiDeCoの説明をうけましたが、どうやら基礎年金番号が必要で、その日の申し込みはできないようでした。

そもそもiDeCoを始める目的は、節税や貯蓄などではなく、あくまでも支店長との関係性構築。また来週(8/9の午前)に申し込みに来る旨を伝え、次長も「次回は私か支店長が対応いたしますので」とおっしゃいましたので、この日はさっと帰りました。

日を改めたが、また支店長不在
お伝えしておいた8月9日(水)、iDeCoの申し込みを理由に、池田泉州銀行へ再訪問しました。しかし支店に入って要件を告げると、なんとその時間は支店長不在…。再び次長にご対応いただき、準備しておいた年金手帳や印鑑をお出しして無事に申込完了。

とりあえず10,000円(私の場合は上限23,000円)だけですが、これで私の老後は少し安心できそうです…。お礼として帰りにティッシュセットをいただき、次の予定に向かいました。

あ~、完全に「顧客」になってしまってます。これではいけませんね。打開策を考えます。

まとめ
●今回の目的は、支店長に薦められたiDeCo加入のため
●iDeCo加入の目的は、金融機関との関係づくり
●しかし肝心の支店長が夏休みで不在! 日を改めるも、支店長が不在の時間だった
●「いい顧客」になってしまったようで、これがいいのか悪いのか…

その後、東川とのやりとり
山本 「iDeCoは会社員時代にも一度検討したことがあって、その時に投資先もある程度決めていたんですよ。池田泉州銀行は今、手数料割引キャンペーンを行っているようで、そのせいかどうか、私、支店長ご本人から営業されたんです。月1万円で、支店長の覚えがめでたくなるようならと思って」

東川 「山本さんもよくご存じのように、節税目的なら小規模企業共済が強力ですが、金融機関との関係づくりが目的ならiDeCoもひとつの選択肢ですね」

山本 「しかし、自分がただの顧客になっているようで、このままでいいのかどうか

東川 「金融機関とのおつきあいは長くなりますから、まだ焦ることはないでしょう。しかし顧客で終わらないために、山本さんも打開策をいくつかすでにお持ちのようだし、僕もひとつ提案したいことがあるんです(後略)」

…ふたりのアイデアやその実行の様子などは今後の連載記事でお伝えすることができるでしょう。

(第6回につづきます)

はげましのおたよりを山本英彦弁理士に! → yamahide@ipuse-pat.com

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『弁理士、金融機関へ行く』シリーズ
【5】2017/8/3訪問 iDeCo加入で「いいお客さん」?
【4】2017/5/16訪問 まさかの適用外?
【3】2017/5/16訪問 日本政策金融公庫で早とちり2回
【2】2017/5/11訪問 第2回訪問は、あっさりと
【1】2017/5/9訪問 いきなり融資の話をしてみた
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