- 2017-3-6
- 語録・記録
- ひとこと, 融資コンサルタント協会, 金融機関とのつきあい方
ネクストフェイズが運営する融資コンサルタント協会では、会員さんからのメールや電話などによる個別相談を受け付けたり、ご報告をいただいたりしています。先日、ある士業さんから、メインバンク変更についてご質問をいただきました。
東 川 「よかったですね。サポートした側としてもうれしいでしょう」
質問者 「しかし、さらに設備融資をお願いしましたところ、そちらは断られまして」
東 川 「よくあることですよ。ではそのA銀行さんからは、運転資金の600万円のみだったんですね」
質問者 「はい。でもその後…」
東 川 「その後?」
こんにちは、ネクストフェイズ編集(以下、編集)です。いい報告にもかかわらず表情を曇らせる質問者さんに、東川は話を促します。
東 川 「おお、さすが融資コンサルタントですね」
質問者 「でも、もうすぐそのお客さん、決算なんです。A銀行さんに決算報告に行ったら、B信金さんがメインになったことがバレますよね…」
東 川 「そりゃまあ…、バレますよね」
B信金さんからのこの大きな融資で、「元・メインバンク」になってしまったA銀行さんの機嫌を損ねてしまうのではないかと、質問者さんは心配しています。しかしどうにも対応しようがないことなので、せめて次の決算報告にA銀行を尋ねるときの心構えを尋ねてこられたのでした。
質問者 「挨拶? どう言えば?」
東 川 「先日御行にお願いしました設備投資の件、おかげさまでB信金さんが融資をしてくださり、2,000万円調達することができました。しかし運転資金については今後も御行に追加融資をお願いすることがあると思います。その際はまたご協力いただければ幸いです…といった感じです」
質問者 「それ、いただきます!」
東 川 「ただし、ひとつだけ注意してください」
メモする質問者に、東川から重要なアドバイス。
そういうことがあるんですね。聞いている編集も勉強になりました。
質問者 「つまり、設備資金については『たまたま』B信金さんになったけれど、A銀行さんとは、運転資金をはじめ『長く』つきあっていきたい…と」
銀行とつきあうときは、正直に何でも話すのが鉄則。しかし同じ内容でも、「どう伝えるか」で、これからの関係性がずいぶん変わります。そんな「上手な銀行とのつきあい方」、あなたの大事なお客さまのために、しっかり学びませんか。
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