- 2015-10-15
- 金融機関との関係づくり
- 士業のコミュニケーション
アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが行った実験により、導き出された効果。
単純接触効果とも言う。
その内容は、
1.人は知らない人には攻撃的、批判的、冷淡な対応をする
2.人は会えば会うほど好意を持つようになる
3.人は相手の人間的な側面を知ったとき、より強く相手に好意を持つようになる
人は、何度も見たり、聞いたりすると、次第によい感情が起こるようになってくる。
たとえば、よく会う人や、何度も聞いている音楽は、好きになっていく。
1ヶ月間に1回、二時間面談する人よりは、1週間に1回15分話をする人のほうに好意を覚える。
1週間に1回15分話をする人よりは、毎日30秒程度の挨拶をする人のほうに好意を覚える。
接触頻度が多くなればなるほど、その人やモノに対して、好意を抱くようになるということである。
良好な人間関係を作ろうとすれば、最初に接触してから、できるだけ短期間で、
何度も顔を見せるということが効果的になるのである。
ここでは、必ずしも会話をする必要はない。
とにかく、顔を見せることが重要となる。
初めて来店して、とても気に入った飲食店で、常連扱いされたいと思ったときにどうすればよいか?
それは、
「初めて来店してから1週間以内に3回以上来店する」
ということをすれば、必ず顔と名前を覚えてくれる。
それから、半年、間が空いても、店主はきちんと名前を覚えててくれる。
これもザイアンス効果の結果である。