- 2016-6-17
- 金融機関との関係づくり
- 金融機関とのつきあい方
銀行にとって、役に立つような提案なら、積極的に耳を傾けてくれます。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
銀行員は、新規顧客との接点を求めているのにもかかわらず、異業種交流会などに
参加することはほとんどありません。
なぜなら、異業種交流会に出ても自分の支店のテリトリーの人と出会えることが少ないからです。
銀行員が求めているのは、支店テリトリー内の見込み客です。
その人たちと知り合いになれる場なら積極的に出向きますし、紹介してくれる人がいれば、
仲良くなりたいと思っています。
銀行員がFPや士業に紹介してもらいたい人脈は2種類あります。
ひとつは、「支店のある地域に密着して仕事を行っている士業者」です。
地域に密着して仕事をしているということは、その支店のテリトリー内にたくさんの顧問先や
顧客をもっていると思っているからです。
もうひとつは「地元の名士」です。
名士とは古臭い言葉ですが、言い換えれば「支店のテリトリー内の多くの方に影響力のある人」のことです。
こういう名士の方と知り合いになることができれば、いざというときに、
多くの顧客を紹介してもらえると期待するからです。
FPや士業にとっても、地元の名士は顧客の紹介を期待できるので、お近づきになりたいところですが、
残念ながらこういった名士と知り合いになれる機会はなかなかありません。
営業をかけたとしても、先方が必要としていなければ相手にしてもらえません。
しかし、地元にいる士業者と知り合うのは難しくありません。
同じ地域で仕事をしているのですから、挨拶に伺えばいいのです。
同業ですとライバル関係になったりするので、多少気を使う部分もあります。
そのため、異業種の士業の事務所を訪問したほうが仲良くなれます。
そうやって地元の士業の知り合いが多くできれば、次にすべきことは「交流会の企画」です。
地元に支店のある金融機関をひとつ選び、その金融機関の行員と、そのテリトリー内で
仕事をしている士業の方々との交流会を企画するのです。
銀行員も地元の士業者とは知り合いになりたいと思っているので、銀行の支店を訪問し、
交流会の企画を提案すれば、かなり高い確率でその企画に乗ってきます。
地元の士業者にしても、銀行と仲良くして、あわよくば顧客を紹介してもらいたいと思っているため、
「地元の銀行の支店の幹部社員との交流会をします」といって誘えば、断る方はめったにいません。
銀行側と士業側の思惑が一致していますから、基本的にはスムーズに話が進みます。
あなたはそのコーディネートをするだけで、銀行とも、地元の士業とも、人脈を強固にできます。
大きな労力をかけることなく、人脈の「ハブ」になることができまるので、
交流会の企画はたいへんお勧めです。
金融機関にとって、自分たちに役立つ提案なら、積極的に耳を傾けてくれます。
金融機関に役立つ提案をいろいろとすることで、その金融機関との距離を縮めることができます。
しかし、どんな提案をすれば金融機関が喜ぶのか、なかなかわからない。
そんな「金融機関が喜ぶ提案」についてのヒントが手に入ります。
●「融資に強いFP・士業になる方法」セミナー
https://www.npc.bz/fp-shigyou/
(東京) 6月22日(水)、23日(木)、24日(金)、7月5日(火)、6日(水)
(大阪) 6月28日(火)、29日(水)、7月9日(土)、13日(水)、14日(木)
※7月後半以降も日程あり。詳しくはサイトをご参照ください。
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「銀行から見込み客なんか紹介してもらったことがない」という税理士にとって、新しい経験につながる一冊です。地域系金融機関で13年勤めたヒガシカワが、「金融機関だって、士業やコンサルタントなどの専門家に頼りたい」という現場の本音を基に、「新しい見込み客を紹介してもらえるようになるまで」を詳細にお伝えしています。