- 2017-3-15
- 金融機関との関係づくり
- 士業のビジネスモデル, 金融仲介機能のベンチマーク
積極的に金融機関を訪問すれば、パイプを作ることができるチャンスが広がりますよ。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
先日のブログでもお伝えしましたが、金融庁は金融機関への検査・監督を抜本的に見直すことになりました。
今までの金融庁検査は、不良債権の扱いや管理体制の不備を細かくチェックする手法でしたが、
今後は、金融機関に創意工夫を促し、人口減少や低金利環境下でも持続的に収益を上げられる
モデルづくりを後押しするということに軸足を移すようです。
先日、ある金融機関に金融庁検査が入ったそうです。
取材の関係で、たまたま訪問した金融機関の支店長に、その時の話を伺ったところ、
検査で特に聞かれたことは、
「取引先企業の本業を支援するにあたって、他の金融機関と比べて、何か違った取組をされていますか?」
ということだったとのことです。
また、
「事業性融資に積極的に取り組むために、どんなことをしていますか?」
ということについても、詳しく聞かれたとのことでした。
その金融機関は、取引先企業に対して、企業経営に役立つ情報を、定期的に配布し、
本業支援を行っているとのことでしたが、そういった活動に対しての金融庁の評価は高かったそうです。
今まで、金融機関は横並び意識が強かったですが、これからは、金融庁の指導もあり、
「どれだけ他の金融機関と違った本業支援の活動ができるか?」
ということが、とても重要となってきます。
金融庁は、
「取引先企業のニーズ・課題の把握や経営改善等の支援を組織的・継続的に実施している金融機関は、
少々金利が高くても、取引先が他の金融機関には行こうとしないため、自身の経営の安定につながっている。
だから、本業支援を積極的に行っていくように」
という趣旨で、「金融仲介機能のベンチマーク」を公表しました。
これから、金融機関の動きはますます変わらざるを得ません。
他の金融機関と違った動きをするためには、アイデアが必要です。
しかし、前例踏襲の考えに慣れている金融機関の方々には、なかなか、そういったアイデアがでません。
だからこそ、士業やの方々が、金融機関に対して、いろいろと中小企業の本業支援をするためのアイデアを
提案してあげることができれば、とても喜ばれるようになります。
それが、自分たちの本業につながるのであれば、仕事や顧客の紹介までしてくれるケースもたくさん出ます。
今、金融機関は、士業とのパイプを求めています。
今が、金融機関とパイプを作ることのできるチャンスです。
こちらから積極的に金融機関に対して表敬訪問し、仲良くなって、いろいろな提案をしてみてください。
きっと仕事につながりますよ。
金融庁の方針転換の影響で、金融機関は士業と提携する機会が増えることになります。
金融機関にいち早く提携してもらえる士業になるためには、こちらからアプローチしていくのが有効です。
でも、どういう風にアプローチすればいいかわからない。
そんな金融機関へのアプローチを成功させるためのヒントが手に入ります。
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https://www.npc.bz/fp-shigyou/
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