- 2017-7-5
- 金融機関との関係づくり
- 事業性評価融資, 金融機関とのつきあい方
今、銀行がとても重視しているキーワード
こうアピールすれば、銀行からの紹介につながりやすいです。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
現在、金融庁は、金融機関に対して、
「事業性評価融資の積極的な実施」と「取引先に対する本業支援」
を強く求めています。
この「本業支援」というのが、今、金融機関がとても重視しているキーワードです。
「本業支援」とは、
「単なる資金仲介にとどまらない、売上向上・製品開発など企業価値向上に資する支援」
のことであり、昨年9月に公表された「金融仲介機能のベンチマーク」においても、
本業支援に関連した項目が多数設けられています。
「金融仲介機能のベンチマーク」の「選択ベンチマーク」の項目に「(10)外部専門家の活用」というのがあり、
このベンチマークとして
「40,外部専門家を活用して本業支援を行った取引先数」
というのがあります。
このベンチマークを選択している金融機関は、これから積極的に「本業支援」を行える専門家を、
取引先に紹介していかなければなりません。
なので、これを選択している金融機関に対しては、
「私は、◯◯という課題を解決するための本業支援ができる専門家です」
とアピールすることができれば、金融機関から取引先を紹介してもらえる可能性は、大幅に上がります。
では、金融機関は、取引先に対して、どのような本業支援を行っていこうと考えているでしょうか?
金融機関が考えている本業支援は、大きく分けて以下の4つです。
1.商品サービスに関する本業支援
2.人材に関する本業支援
3.業務に関する本業支援
4.事業承継に関する本業支援
それぞれについて、どのような分野でアピールすれば、紹介してもらいやすいか、列挙させていただきます。
1.商品サービスに関する本業支援
(1)新商品開発
(2)販路拡大
(3)商品の付加価値アップ
(4)知的財産の保護
2.人材に関する本業支援
(1)従業員満足度の向上
(2)社内規定の整備
(3)人材採用
(4)人材教育
3.業務に関する本業支援
(1)営業力強化
(2)業務の効率化
(3)海外展開
(4)コスト削減
4.事業承継に関する本業支援
(1)M&A
(2)事業承継計画の策定
(3)後継者育成
上記の項目で、金融機関に対してサポートできるようなものがあれば、それは、懇意にしている
金融機関に対してアピールすべきなのです。
いくら、中小企業を支援するための良いノウハウをもっていても、それが、金融機関に伝わっていなければ、
紹介にはつながりません。
積極的に、
「私は、◯◯という課題を解決するための本業支援ができる専門家です」
とアピールしてみてください。
銀行に対して、上手にアピールすることができれば、紹介してもらえる確率は、格段に高まります。
そのためには、「銀行はどんな専門家を求めているのか?」について、知っておく必要があります。
銀行は、意外と、懇意にしている専門家はあまりいません。
だから、銀行が求めている専門家として、支店長と懇意になることができれば、
紹介のチャンスは数多く巡ってきます。
そんな、銀行が求めている専門家になるためのヒントが手に入ります。
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金融機関に対して「本業支援ができる専門家」としてアピールしたいのであれば、この本は必読書です。