- 2024-4-8
- 金融機関との関係づくり
- 士業のビジネスモデル, 金融機関とのつきあい方, 金融機関の内側

金融機関のことを知れば適切に接することができ、信頼関係を築いて顧客を紹介してもらえるようになります。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
2024年3月8日、経済産業省、金融庁、財務省の3省庁から「再生支援の総合的対策」が公表されました。これにより、金融機関の融資姿勢は大きく変化。融資先に、より細かな支援を行わなければならなくなります。しかし…
残念ながら今の金融機関のマンパワーでは融資先への細かい支援を行うことが困難なため、士業・コンサルタントのサポートが必要。金融機関の依頼により、士業・コンサルタントが事業者の支援をする機会は確実に増えるでしょう。
現状では、金融機関から顧客を紹介してもらえる士業・コンサルタントはごく一部。しかし今後は、多くの士業・コンサルタントにそのチャンスがやってきます。
もちろん金融機関から顧客を紹介してもらえるようになるには、金融機関とのパイプを構築する必要があります。専門家だからといって、金融機関の側からアプローチしてくることはありません。
士業・コンサルタントの側から金融機関に「適切なアプローチ」を行い、「関係性」を深め、「自分の強みを徐々に知ってもらい」、「紹介しやすくなる働きかけ」を行えば、顧客の紹介につながっていくでしょう。
士業・コンサルタントが金融機関と信頼関係を築き、顧客を紹介してもらえるようになる士業・コンサルタントのための「銀行とのパイプの作り方」セミナーを開催します。
金融機関とのコネがなければこれから作ればいい
金融機関とパイプを作りたいと考えているものの、実現できていない… そんな士業・コンサルタントは、こんな不安や疑問がありませんか。
- コネがないと、銀行から顧客を紹介してもらえないのでは…
- 金融機関は敷居が高い。門前払いされない?何を話す?
- 一度だけ近所の銀行へ挨拶で訪問したが、関係が続かなかった
しかし心配いりません。コネがなければ、これから作ればいいのです。また金融機関は、士業・コンサルタントと提携したがっているのにどうしていいか立ち往生しているだけ。さらに一度や二度うまくいかなくても、気負わず三度目の訪問をすればいい。これらを乗り越えるためのノウハウをセミナーでお知らせしましょう。
カリキュラム
士業・コンサルタントのための「銀行とのパイプの作り方」セミナーでは、以下のことが学べます。
1.外部専門家を頼り始める銀行 – 金融庁・中小企業庁の方針転換
・金融庁・中小企業庁の動きと金融機関への影響
・金融機関が士業・コンサルタントを積極活用する理由
・金融機関が士業・コンサルタントに依頼する業務 など
2.士業・コンサルタントが銀行から期待されている業務
・経営改善計画書の作成支援(リスケの支援)
・融資の際のサポート(交渉時の同席、必要資料作成)
・経営者に対する通訳役・説得役 など
3.銀行が顧客を紹介する士業・コンサルタントの3要件
・顔をあわせて会話する回数・頻度
・金融機関の考え方・融資実務を知ろうとする姿勢 など
4.相手の事情を知る①「銀行」に関する基礎知識
・金融機関を取り巻く環境/融資動向
・行員・職員の考え方(何を喜び、何を嫌がるか)
・顧客を紹介してくれる金融機関の見つけ方 など
5.アプローチから顧客紹介までのシナリオ
・門前払いされない適切なアプローチ、関係の深め方
・顧客紹介につなげる準備・仕掛けづくり など
6.相手の事情を知る②「融資」に関する実務知識
・支店にいる行員・職員のうち「誰」をおさえるか
・融資の流れ・審査の仕組み
・融資申請・審査時に金融機関が必要とする情報 など
7.行員・職員が嫌がる【絶対NG集】
・関係構築前の営業
・経営者への(無用な)吹き込み など
8.パイプ構築後の顧客獲得アクション
・見込み客などの事業者へ
・周りの士業・コンサルタントへ
・新規融資、リスケの支援準備
・経営者保証解除の支援準備 など
上記をおさえてアプローチすれば、金融機関はあなたの訪問を無碍に扱うことはありません。またセミナーでは、金融機関との関係を活かして顧客獲得につながる具体的な行動までお話ししましょう。
まず金融機関を知ることから始めよう
私は金融機関で13年間勤務していました。当時、多くの士業・コンサルタントからアプローチがありましたが、「この人に取引先は紹介できない」と判断したケースが大半でした。
金融機関側の事情を知ろうとせず、「あれができます」「これができます」「こんな取引先がいたら紹介してください」と自分の求めることだけ話す人が多かったからです。
一方、金融機関の事情を理解してアプローチしてきた一部の士業・コンサルタントには、事業計画書の作成など、しばしば取引先の支援を依頼しました。「わかっている専門家」となら、担当者として仕事がしやすかったからです。
また金融機関への理解が不十分でも、こちらの事情や意図を知ろうと努力する士業・コンサルタントにも好感を持ち、小さな業務からお願いして徐々に関係を築いたものです。
金融機関を知る専門家が少ないからこそチャンス
といっても、金融機関の事情を知っている、または知ろうと努力する士業・コンサルタントはごく少数。だからこそ余計に、同じ専門家にばかり顧客の紹介が集中することがほとんどでした。
「事情を知る専門家は少数だからこそ、依頼が集中する」――。それを知っていた独立後の私は、金融機関に対して積極的に、またもちろんルールを守ってアプローチ。その結果、全国50以上の金融機関から、300件以上の仕事の紹介をいただくことができたのです。
セミナー開催概要
士業・コンサルタントのための「銀行とのパイプの作り方」セミナーは、東京・大阪・オンラインの3カ所で、毎月1回行います。各会場の開催日時は下記をご覧ください。
会場
【東京】katana渋谷オフィス
【大阪】株式会社ネクストフェイズ 1階会議室
【オンライン】Zoom
受講料
【東京・大阪】 5,500円
【オンライン】 6,600円
オンラインセミナーとリアルセミナーで料金差があるのは、オンラインは正規料金で、リアルセミナーは「リアル割引」を適用しているからです。
「リアルのほうが内容を伝えやすい」「参加者どうしの交流を盛んに」という理由から、「できるだけリアル参加を」と願っています。ご理解いただければ幸いです。
お申し込み方法
お申し込みは、士業・コンサルタントのための「銀行とのパイプの作り方」セミナー紹介ページの申込みフォームからお願いします。
銀行の敷居は高くない
士業・コンサルタントと提携したいのに、どう動いていいかわからない金融機関がほとんどです。ならば、こちらから出向いていきましょう。
適切な金融機関を選び、適切な手順を踏めば、けっして門前払いされることはありません。
「銀行とのコネがない」「断られるのが怖い」…そんな士業・コンサルタントにおすすめします。