- 2019-7-10
- スモールM&A・事業再生
- 中小・零細企業のM&A, 事業承継
意外なところから、案件が見つかったりします
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
スモールM&Aの案件を見つけるための方法は、いろいろとありますが、
今回は、その代表的な案件獲得チャネルについてお伝えさせていただきます。
税理士からの紹介
法人であれば、たいていの企業には、顧問税理士がいます。
そういった企業の中には、潜在的に「会社を売りたい」という経営者が少なからずいます。
ただ、残念なことに税理士の多くは、そういった「会社を売りたい」という案件の発掘を積極的に行いません。
顧問契約を失うのにつながるからです。
また、M&Aに関する知識が豊富な人が少ないため、案件を発掘することが出来ていません。
しかし、一旦、税理士がそういった知識を身につけることで、案件発掘は容易になります。
知り合いの税理士に対するM&Aの啓蒙活動を行えば、案件発掘につながることは少なくありません。
弁護士からの紹介
弁護士は、その専門性によっては、民事再生案件や事業再生案件を扱うことが少なくありません。
その多くは、売却に値しない企業なのですが、時々、掘り出し物があります。
特に、事業再生案件なら、購入してくれる企業を見つける事ができるケースもありますので、
弁護士とパイプを持つことで、案件発掘につながることもよくあります。
その他士業からの紹介
中小企業診断士が補助金の申請サポートや、経営改善のサポートに入った時に、
「サポート先を売却する」という選択肢を採用することは、時々あります。
また、司法書士も、会社分割の登記をする際に、案件発掘につながる場合があります。
該当する士業に対して、
「◯◯のような案件があれば、守秘義務に抵触しない範囲で情報提供してもらえませんか?
サポートされている企業に喜んでもらえる提案ができるかもしれませんので」
と伝えることで、当該士業の案件発掘につながるアンテナは高まります。
コンサルタントからの紹介
特に業種に特化しているコンサルタントについては、サポートしている企業の価値を
正確に把握していることが少なくありません。
「会社売却」という選択しを提示することで、そのコンサルタントのメリットにつながることも多々あり、
売却候補企業の情報をもらえることもあります。
金融機関からの紹介
実は、リスケ先というのは、売却候補先の宝庫なのです。
今後、金融機関はリスケ先に対する手立てを積極的に打っていかなくてはならないのです。
リスケ先への経営改善サポートができればいいのですが、それが成功する企業のほうが絶対的に少なく、
また、手がかかります。
そのため、リスケ先からの資金の回収を図るために、
「会社分割」⇒「優良事業の売却」⇒「資金の回収」というケースが、これから多発するものと
予想されます。
しかし、金融機関には、中小企業のM&Aのノウハウが乏しいため、専門家のサポートを必要としています。
「リスケ先を売却するためのノウハウが豊富です」
とアピールすることで、リスケ先案件の発掘が容易になります。
取引先からの紹介
顧問先や取引先を売却対象で見るのではなく、顧問先や取引先の下請けや、取引先に関する相談が、
そのまま、売却案件になることもあります。
不動産会社からの紹介
「不動産は売却したいが(もしくは購入したいが)、そこにくっついている会社が
足かせになっているため、思うように売却できない(購入できない)」
というケースは、結構あります。
そんなときに、
「M&Aの手法を使えば、その問題、解決出来ますよ」
と伝えれば、似たような案件が発生した場合、必ず相談してもらえるようになります。
保険営業担当者からの紹介
保険営業担当者も、多くの経営者と接しています。
特に法人営業担当者の場合、「経営者に伝えると喜ぶような情報」を積極的に収集し、伝達しています。
「M&Aに関する情報」を伝えることで、保険営業担当者のアンテナを高めることができれば、
案件発掘能力はピカイチですので、案件につながる可能性は、とても高まります。
同業者からの紹介
「自分はM&Aのことはまったく知らないが、売却の相談を受けたので、詳しいあなたに手伝って欲しい」
というケースは、特にM&Aについては、少なくありません。
知人の経営者からの紹介
取引先からの紹介と同じようなケースです。
リース会社からの紹介
金融機関からの紹介と似たようなケースです。
勉強会での発掘
「スモールM&A勉強会」を実際に開催している士業においては、案件情報がどんどん飛び交っています。
そういった勉強会に参加したり、主催することで、案件情報に接する機会が増えます。
セミナーからの発掘
私のケースですが、商工会議所の事業承継セミナーの中で
「事業承継の1つのやり方として、企業の売却という方法もあります。
ご自身の会社が売れると思われている経営者は少ないですが、意外と、買ってもらえるケースは
少なくないのですよ」
と、事例を挙げることで、その後、相談につながった例は、たくさんあります。
マッチングサイトからの発掘
現在、多くのマッチングサイトがありますが、ここでマッチングになる案件というのは、
あまり多くありません。
なぜなら、マッチング情報を伝えるだけで、マッチングの実務は、これらのサイトでは行わないからです。
ここで、実務が出来る専門家の活躍の場を得られることができます。
これら14のチャネル以外にも、
「業界団体事務局からの紹介」「事業引継センター」「後継者バンク」
といったチャネルもあります。
いずれのチャネルにアプローチするにしても、あなた自身が
「スモールM&Aに詳しい専門家である」
と、認識してもらえなければ、紹介につながることはありません。
積極的に、こういったチャネルに対して、
「スモールM&Aに詳しい専門家」
とアピールしていきましょう。
今までと、何倍もの案件発掘につながってくると思いますよ。
そんな
【「スモールM&Aに詳しい専門家」になるための知識】が手に入ります。
『事業承継に強い士業になるための【スモールM&A】ノウハウ入門講座』
https://www.npc.bz/sma2019/
スモールM&A業界の第一人者である齋藤由紀夫さんから、
実務テクニックはもちろん、今までの歴史から現在のマーケット傾向まで、
最新の実例を交えてお話ししていただきます。
2018年に行った同セミナーも好評でしたが、今回はとくに初心者がつまずきがちな
ソーシング(売り手発掘)についても時間を割いてくださるとのこと。
もちろん質問のための時間も設けていますので、気になること、深く知りたいことなど、
何でも気軽にご相談ください。
<日 時>
(東京)
2019年8月2日(金) ※満席
2019年8月10日(土) ※満席
(大阪)
2019年8月17日(土) 15:00~17:30 ※追加募集(残り8席)
2019年8月21日(水) 18:00〜20:30
<場 所>
(東京)
DAYS赤坂見附
東京都港区赤坂3-9-1 紀陽ビル 4階・ルーム4A
(大阪)
サニーストンホテル<江坂>北館
大阪府吹田市広芝町10-3
地下鉄御堂筋線「江坂」駅7番出口より徒歩2分
<参加費用>
7,020円(税込)
<申込方法>
下記サイトの申込フォームに必要事項を記入の上、送信願います。
https://www.npc.bz/sma2019/
<講 師>
齋藤由紀夫(サイトウ ユキオ)
株式会社 つながりバンク 代表取締役。
オリックス株式会社に16年在籍。
在職中に多くの新規Projectに参画し、東京都、銀行カード会社などに出向。
ベンチャー企業から上場企業まで投融資を実行。
在職中は、株主間調整、合弁契約解消、事業撤退・売却・海外子会社統合、
債権回収業務など前向きから後ろ向き案件の対応をこなす。
株式会社つながりバンク設立後、中小企業の事業再生・資金調達サポートをメインに展開。
2013年頃から、会社売却の相談が増加。現在は小規模でも誠意を持って対応する
M&Aアドバイザーの組織化・育成に注力。
<セミナーカリキュラム>
1.スモールM&Aの歴史と今後の動向
2.スモールM&A市場が拡大する理由
3.中小零細企業のM&A活用事例
4.スモールM&Aアドバイザー業界の実態
5.スモールM&Aサポートを士業にすすめる7つの理由
6.スモールM&Aの基本ノウハウ
7.みなさまの質問に何でもお答えします
<お問合せ>
株式会社ネクストフェイズ
〒564-0051 吹田市豊津町40-6-311
電話:06-6380-1259 メール:info@npc.bz
担当者:伊藤
●セミナー詳細、前回の受講者の声、お申し込みなどは下記からどうぞ↓