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大きな傷を負わない限りは、何度でもやり直しができるのです。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
すでに独立開業している人や独立開業を目前としている人に今こんな話をするのは気が引けるのですが、
今回は、「辞めどき」についてお伝えさせていただきます、
一生懸命頑張っているのだけれど、うまく顧客を確保できず、売上が低いまま、ずっと続いている。
ということは、たまにあります。
その時に考えることは2つ。
ひとつは、
売上を上げるための方法を、徹底的に考え、今まで以上に行動量を増やす。
もう一つは、
今の自分では、このビジネスを行うのは難しいと考え、一旦、撤退する
出来れば、撤退なんかしたくないと思います。しかし、引き時の見極めは重要なのです。
引き際を見誤って高金利の消費者金融に手を出し、返済できぬまま倒産・破産に至ったケースを
前職でたくさん見てきました。
「もう少し持ちこたえたら何とかなる」という言葉に具体的な施策があれば話は別ですが、
そうでなければ何ともならないのが厳しい現実。
どんな状況に陥ったら事業をたたむのか、あらかじめ決めておきましょう。
最初に基準を決めておけば撤退に踏み切る決断の時間が短く、傷も浅くて済みます。
また、ギリギリの線をいつも意識し続けることで事業計画の見直しや融資申請などの「次の一手」が
早めに打てます。
開業当初の私の場合は、
「通帳残高が生活費2ヵ月分=60万円を切ったら」
が境界線でした。
あらためて就職活動を行って新しい会社に入るまで最低でも1ヵ月、初任給までさらに1ヵ月、
ということを考えると、貯金ゼロの状態なのに残高が生活費2ヵ月分になるまで粘るという基準は
(自分のことながら)あまりにもリスキーでした。
このブログを読まれているみなさんは、きっと蓄えもおありだと思いますが、再就職が難しい時代
だということや、当時の私とは違ってご家族もいらっしゃるかもしれないということを考慮すれば、
せめて生活費3~6ヵ月分くらいは預金残高に余裕をもたせることをおすすめします。
また、昨日まで独立開業者として働いていた人が(たとえ仕事ゼロの状態でも)、さあ今日から再就職活動だと
決めても、なかなかすぐに動けるものではありません。
自分にどんな仕事ができて、それは現在の労働市場に対してどんな価値としてアピールできるのか、
そのために履歴書をどう編集していくのか、どんな業種を希望しているのか、雇用条件はどこまで譲れるのか
などを考え始めると、実際の求人に応募するまでにある程度のタイムラグが生じます。
となれば、再就職活動の開始時期にも少しゆとりを持ちたいものです。
でも私の本心としては、撤退なんて、再就職なんて、してほしくない。
あなたがどれだけの決意で独立したのか、同じ創業者として私にも想像できるからです。
「あきらめる」基準を頭の中に置きつつも、融資などの有効な打ち手を「あきらめずに」試し続けましょう。
自分のビジネスをあきらめないためには、売上を確保するための顧客を見つけること。
しかし、ただ漫然と待っているだけでは、顧客を獲得することはできません。
経営者が魅力を感じる「強み」をアピールし続けるという行動をして、はじめて、
こちらの存在に気づいてくれます。
そんな経営者が魅力を感じる「専門家としての強み」を身につけるためのヒントが手に入ります。
※融資に関する質問などにもその場でお答えします
【独立を考えている士業が、「今」しておくべきこと】シリーズ 好評連載中
●(7)撤退基準を決めておく
●(6)異業種交流会は役に立たないか?
●(5)ネットで顧客を獲得できるというのは幻想?
●(4)独立前にあらかじめやっておけばよかったと思うこと
●(3)新規客を獲得したい士業が身につけておくべき知識
●(2)独立したばかりの士業の現実
●(1)独立を考えている士業が、「今」行っておくべきこと
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