人脈は一朝一夕には構築できません
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
以前、独立した士業の方200名に対して、
「独立後、知っておけば役に立ったと思ったこと」と「独立前に知っておきたかったこと」
についてのアンケートを実施しました。
アンケート結果によるベスト3は、
第1位 どうやって顧客を獲得するのか
第1位 自分の「売り」を何にすべきか
第3位 独立後、見込み客とどう知り合い、どう関係を築いていくか
でした。
1位の「どうやって顧客を獲得するのか」と3位の「独立後、見込み客とどう知り合い、
どう関係を築いていくか」については、ほぼ同じ意味だと思います。
「自分の「売り」を何にすべきか」については、以前のブログ
「独立を考えている士業が、「今」行っておくべきこと(1)」
https://www.npc.bz/marketing/20160812
でお伝えしましたので、今回は、「独立後、見込み客とどう知り合い、どう関係を築いていくか」
についてお伝えします。
独立後、見込み客と知り合うために必要なものは、一にも二にもなく
「人脈」です。
独立当初、仕事を確保するには「紹介」もしくは、「自分の知り合いにアプローチ」するのが
、一番手っ取り早いからです。
「紹介してくれる人脈」がなければ紹介は発生しませんし、自分の知り合いの数が少なければ
アプローチする先にも困るでしょう。
かといって、独立してから人脈を構築しようとしても、一朝一夕にはできません。
知り合ってすぐの人に紹介するなんてことは、ほとんどあり得ないからです。
なので、独立前にどれだけ人脈を構築しておけるかが、スタートダッシュが切れるかどうかに
大きな影響を与えます。
「人脈を構築しろと言っても、どこで人脈を構築すればいいかわからない」
という質問もよく受けます。
人脈を構築するためには、まず、「人と会う」というのがファーストステップとなります。
「欲しい人脈と出会える場所」はいろいろとありますが、リストアップしてみると、
● 異業種交流会
● 講演会・セミナー
● 勉強会
● ビジネス系の学校
● 各種イベント
● パーティ
● ビジネス以外の趣味の学校・サークル
● 現在所属している事務所・会社での担当先
といったものがあります。
どの場に行っても、今まで会ったことのない人との出会いがあります。
しかし、ただ、その場に足を運んだだけでは人脈は構築できません。
人脈には5つの段階があります。
1つ目は、【無人脈】段階。
知り合う前の段階ですね。
この段階では、「どんな相手と出会いたいのか」「その相手とどう出会うか」がテーマです。
2つめは、【認知】段階。
会ったことはあるが、ただ知っているだけの関係です。
異業種交流会なんかで名刺交換しただけの段階がこれにあたります。
この関係では、何の利害も発生していません。
名刺交換しただけの仲ですから、「もっと深く知りあう」がテーマになります。
3つめは、【利己】段階。
この段階では「相手から自分のメリットをいかに引き出すか」がテーマとなります。
4つめは、【互恵】段階。
「互いに喜び合い、楽しめる場をいかにつくるか」がテーマ。
勉強会や趣味の場などもここにあてはまるでしょう。
5つめが、【利他】段階。
「いかに相手に喜んでもらうか」がテーマです。
【無人脈】・【認知】・【利己】段階では、一時的にメリットがあっても長期的な人脈にはなりえません。
大切なのは、自分の今持っている人脈を、あるいは今後出会う人々との縁を、
【互恵】・【利他】の段階に持っていくこと。
それこそが、目指すべき人脈(=互いに相手に対し自立的に働きかけ、精神的によい影響を
与え合う友人・知人)なのです。
【互恵】・【利他】段階までなれば、お互い積極的に、相手の役に立とうとしますので、
紹介が発生しやすくなります。
今から【互恵】人脈・【利他】人脈を構築することができれば、
独立した際、スタートダッシュを切ることができるようになります。
「自分の「売り」を何にすべきか」をあらかじめ決めておくことで、見込み客を獲得しやすくなります。
自分の「売り」は経営者にとって、魅力的なものでなければ、その効果を発揮しません。
「経営者の悩みや課題」を解決できるような「売り」であるなら、自然発生的に「紹介」や「相談」を
引き寄せることができます。
そんな、経営者が魅力を感じる「自分の売り」を身につけられるヒントが手に入ります。
●「融資に強いFP・士業になる方法」セミナー
https://www.npc.bz/fp-shigyou/gyou/
(東京) 3月2日(木)、3日(金)、15日(水)、17日(金)、18日(土)、4月4日(火)
(大阪) 2月24日(金)、3月7日(火)、8日(水)、23日(木)、24日(金)、4月6日(木)
※4月以降も日程あり。詳しくはサイトをご参照ください