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独立開業から間もない士業が、ネットを使わずに見込み客を獲得する方法

独立開業したばかりの士業・コンサルタントにとって、もっとも大きな課題のひとつは「見込み客の獲得」です。とくに既存の顧客や人脈がほとんどない状態からスタートする場合、どのように営業活動を進めていけばよいのか悩む方も多いでしょう。

こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。

インターネットを活用したマーケティングは数々ありますが、それには時間スキルも必要。独立直後の士業・コンサルタントには、現実的に取り組みにくいのが実情です。

では、インターネットに頼らずに見込み客を獲得するには、どのような方法があるのでしょうか? 私が試して、実際に効果があった具体的な手法を紹介します。

インターネットを使った集客が難しい理由

士業・コンサルタント向けの集客方法を調べると、以下のようなネット活用術をよく見かけます。

  • SEOを活用したブログ・ホームページ運営
  • SNSマーケティング 例:X(旧Twitter)、Facebook、Instagramなど
  • YouTubeでの情報発信
  • LINE公式アカウントの運用
  • メールマガジン・ステップメールの活用
  • 電子書籍の出版

たしかに、これらの方法で成功している士業もいます。しかし、それはネットマーケティングの知識やノウハウがある、または長年の経験を活かせる人に限られます。

独立したばかりの士業にとって、これらの手法をすぐに実践するのは現実的ではありません。では、インターネットに頼らずに、どのように見込み客を獲得すればよいのでしょうか?

士業・コンサルタントがインターネットを使わずにできる顧客獲得方法

以下にご紹介するのは、私が実際に試して、たしかな効果を実感した手法ばかりです。たとえ1つでも、ご自身が着手しやすいものから始めてみませんか。

地域の経営者団体、異業種交流会、勉強会などに参加

経営者が集まる異業種交流会勉強会に参加すると、人脈を広げることができます。知り合った経営者と関係を築くことで相談を受ける機会が増え、案件につながりやすくなります。

成功のポイントと注意点

  • リピーターの多い交流会に参加する(単発ではなく、継続参加が大切)
  • そこで知り合った人の会社や事務所を訪問する(1対1で話すことで信頼関係を構築)
  • 最低でも4回は会う機会を作る(信頼関係を深めるため)

金融機関との関係構築

金融機関は士業・コンサルタントの顧客となる経営者との接点が多いため、ここからの紹介が期待できます。

成功のポイントと注意点

  • 支店長と関係を築く(担当者よりも、上席の信頼を得ることで紹介の可能性が高まる)
  • 短期間に複数回訪問し、顔を覚えてもらう(一度きりの訪問では効果が薄い)
  • 定期的に金融機関を訪れる(関係を維持し、相談してもらいやすい環境を作る)

他士業との連携

他士業との協力関係を築くことで、顧客を紹介し合える仕組みが作れます。とくに自分の専門分野が他の士業の業務と関連しながらもバッティングしていない場合、連携のメリットは互いに大きくなります。

成功のポイントと注意点

  • 自分の専門分野とは違う士業と関係を構築する(税理士×行政書士、中小企業診断士など)
  • とくに最初は積極的に貢献することを念頭に(見返りを求めず、相手を助ける姿勢が大切)

リアル(対面)セミナー、無料相談会の開催

セミナーを開催すると関心のある人が直接話を聞きに来るため、見込み客との関係づくりを始めやすいのです。受講者のセミナー満足度が高ければ、「その後の個別相談」でより深く困りごとをお聞きし、具体的な案件につながりやすくなります。

成功のポイントと注意点

  • 大規模ではなく少人数で実施する(一人ひとりの参加者と深く関われるため)
  • セミナーから個別相談へつなげる導線を作っておく

顧客に役立つ情報を掲載した小冊子を制作・配布

ターゲット層に役立つ情報をまとめた小冊子を作成し、ターゲットが集まる場で配布することで、自分の存在を知ってもらえます。

私は「創業融資を満額求める創業者向け」、「銀行とうまくつきあって融資を引き出したい経営者向け」などの小冊子を制作し、経営者が集まる場や、仲間の士業・コンサルタントに配布するなどしてしました。

成功のポイントと注意点

  • ターゲットが集まる場に足を運ぶ
  • 小冊子はその場で渡してもいいが、できれば後日持参または郵送する(接点の回数を増やす工夫)

業界誌、業界紙への寄稿

専門家としての信頼を得るために、ターゲットが読んでいる業界誌や業界紙に寄稿するのも大いに有効。新しい書き手を求めている編集部は、あなたが思うよりずっと多いものです。

私は、ある創業者イベントで出会った編集者のおかげで創業者向け専門誌に連載を持つことができ、その記事を読んだ創業者から多くの創業融資相談や実務依頼をいただくことができました。

成功のポイントと注意点

  • ターゲットが読むメディアを選定する
  • テスト原稿を執筆して編集部に連絡を取る
  • 編集者と関係を築き、継続的に寄稿する

なお、業界誌での連載を目指すセミナーもあります。平均して受講者の70%以上が連載スタートを実現している、実績たしかな講師とカリキュラムです。ぜひ参加をご検討ください。

地域のイベント、ボランティア活動に参加

地域のイベントやボランティア活動に参加すると、自然な形で人脈を広げることができます。私は仲間のひとりとして迎えられ、また仲間だけに親身に相談にのったことで、その後の案件受任が増えていきました。

仕事の場ではないだけに、自分も無理せず、自発的に長く続けやすいものを選びましょう。

成功のポイントと注意点

  • その場で営業活動を行わない(まずは関係を築く)
  • 真摯に対応し、信頼を得る(後の紹介につながる)

商工会議所、中小企業支援センターで専門家登録

公的機関に専門家として登録すると、経営者からの相談を受ける機会が増えます。私もこれをきっかけに「民民契約(民間同士の契約)での顧問先獲得」につながったことが何度もあります。

今は制度運用が変わって「専門家派遣について積極的にアピールする」のは難しくなっているようですが、他の場所で知り合った経営者に「○○という支援機関で専門家派遣登録をしているので、格安でサポートできます」と、そっと耳打ちするくらいはできるでしょう。

成功のポイントと注意点

  • 無料相談は避ける有料相談につながりにくい場合が多いため)
  • 知り合った経営者に、「専門家派遣を利用できる」と伝える

友人、知人、親族に声をかける

士業。コンサルタントの仕事は、「信頼」が何より。そのため、とくに最初の紹介は、身近な人から得るのがもっとも効果的です。彼らも身近なだけに、あなたを応援したい、役に立ちたいと思ってくれるでしょう。

一方、「どんな経営者(企業、事業者、お店など)」をあなたに紹介していいのか、彼らははっきり把握していません。事前にチラシ等の販促ツールを用意しておきたいものです。

成功のポイントと注意点

  • 紹介してもらいたい人物像を明確に伝える
  • 紹介しやすいツール(チラシ・名刺)を準備しておく

行動すれば、顧客獲得につながる

どれだけ効果的な方法があっても、実際に行動しなければ顧客獲得にはつながりません。

  • 場所 → どこに行けばよいのか?
  • 行動 → その場所で何をすればよいのか?
  • 準備 → 行く前に何を準備しておけばいいのか?

これらを明確にし、一つひとつ実践していくことが重要です。また、すぐに結果が出るとは限りませんが、「継続は力なり」「凡事徹底」を念頭に行動を続けることで、確実に成果につながります。

より実践的なノウハウを経験者から学ぼう

上記はすべて私自身が実際に行動して成果のあった手法ばかりです。

株式会社ネクストフェイズは、士業・コンサルタント向けのセミナーを開催しています。「融資」「創業融資」支援実務はもちろん、これらを強みにした、上記のような顧客獲得の具体的な方法もご希望に応じてお知らせしますので、ぜひご参加ください。

※融資の実務から、銀行とのつきあい方に関する質問などにも、その場でお答えします

※創業者との接点を持てる場所から、創業融資支援の実務、顧問先化する道筋までトータルに学べます

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