- 2015-9-24
- 融資サポート
- 金融機関とのつきあい方
銀行から顧客を紹介してもらうためには、まず、銀行員とパイプを作らなければなりません。
では、どういう人とパイプを作ればいいのか?
銀行で仕事を紹介してくれるのは、次の4名といっていいでしょう。
・担当者
・渉外担当役席
・貸付担当役席
・支店長
それ以外の銀行員から仕事の紹介を受けることはめったにありません。
稀に「事務担当役席」から相続案件の紹介をうけることはありますが、本当にレアなケースです。
「担当者」というのは、あなたの事務所に来てくれる「渉外担当者」のことです。
「渉外担当者」は入行1年目から10年目ぐらいまでの係長以下ということが多く、
たくさんの取引先(100先以上)を抱えています。
まずは、その担当者と知り合いになってください。
担当者と知り合いになるためには、地元の銀行に口座を開いて取引を行い、
渉外担当者をつけてもらうことが第一歩です。
しかし銀行によっては、取引内容(預金取引のみ。取引金額が少ないなど)次第で
担当者が来てくれないところもありますので、注意が必要です。
ただ担当者と知り合いになるだけでは、その先の顧客の紹介は発生しません。
次にしなければならないことは2つです。
・仲良くなって、担当者が頻繁に事務所を訪ねてくる関係を作ること
・自分が何をしている専門家なのかよく認識させること
悲しいかな、若手の銀行員とは世間知らずなものです。
よく接しているはずの税理士でさえも、「決算書を作るお手伝いをしている人」
ぐらいの認識しかありません。
税理士が、顧客の経営上の問題に対しどういった解決策を提示できるのか
ということまではよく知りません。
社会保険労務士や行政書士に至っては、何をする人なのか、ほとんど知らないのです。
専門家であるあなたが、「私は○○士です」と言ったところで、相手の銀行員は、
その仕事が何をするのかをよく知らないため、どんな人を紹介すればいいのかさえわかりません。
ですから、「自分がどんな仕事をしているのか」「どんな顧客を紹介してもらいたいのか」を
具体的に知ってもらわなければ紹介が発生しないのです。
一度や二度会って話をしたぐらいでは、自分が何者なのか認識してもらえないのです。
紹介を発生させるためにも、まずは担当者と仲良くならなければなりません。
何度も会わなければよい関係は作れませんから、大事なことは、知り合いになった担当者と
何度も会う方法を考え、実行することです。
誰と知り合いになれば、顧客を紹介してもらえるかを知っても、その人たちと知り合いになる方法が
わからなければ、銀行とのパイプを作ることが出来ません。
そんな銀行とのパイプをつくるためのヒントが手に入ります。
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