- 2015-12-15
- 融資サポート
- 金融機関とのつきあい方
銀行に融資を申し込む際、
「担当者に依頼する」
というのは、間違いです。
担当者がとても出来る人間であれば、担当者に依頼しても問題はありませんが、
二分の一の割合で、外れの担当者がいます。
そんな担当者に依頼した場合、融資が下りない場合が結構あるからです。
だから、融資を申し込む際は、担当者ではなく、融資を決定するキーマンである
「貸付担当役席」
に、直接、話をするべきなのです。
そのためには、まず、貸付担当役席と知り合いになる必要があります。
貸付担当役席との知り合い方は、比較的簡単です。
「自分の顧問先と一緒に銀行を訪問する」
だけで、貸付担当役席と知り合いになれます。
今まで担当者に来てもらうばかりで、銀行を訪問したことのない顧問先にとって、
銀行は敷居の高いところと感じています。
その顧問先に
「社長、一緒に銀行に行って、貸付担当役席とパイプをつくりましょう」
と言っても、尻込みします。
「知り合うきっかけ」を作るのが難しいと思っているからです。
そんな尻込みする経営者のために、
「貸付担当役席と知りあうきっかけ作りの方法」
をお伝えします。
下記の通り、行動してください。
(士:士業・コンサルタント等の専門家: 社:社長)
士:「社長。貸付担当役席とパイプを作るためには、こちらから会いに行く必要が
ありますけれど、一度、一緒に挨拶にいきませんか?」
社:「私、貸付担当役席の人と面識がないのですが、いきなり挨拶に行っても、
迷惑がられませんか?」
士:「別に迷惑がられることはありません。
でも、不安なら、まず、担当者の○○君に
『挨拶に行きたいので貸付担当役席の方とアポイントをとってくれないか』
と頼んでみてはいかがでしょう?
頼むときに、こう言ってください。
『○○君。この前、商工会議所のセミナーで【銀行との上手なつきあいかた】
という話を聞いたんだ。
その講師は、
「銀行とうまくつきあうためには、貸付担当役席とのパイプを作って、積極的に情報提供をしなさい」
と言ってたので、早速、貸付担当役席さんに挨拶にいきたいのだけれど、
アポイントとってもらえませんか?』
社:「わかった、その通り伝えてみます」
銀行の担当者も、自分の上司のアポイントをとるのには抵抗はありませんし、
アポイントをとりたい理由もはっきり伝えているため、快く引き受けてくれます。
アポイントをとれたら、約束した日に社長と一緒に銀行を訪問してください。
挨拶のときに名刺交換となります。そのときには、
「顧問の××です。事業計画の作成や、毎月、事業計画が円滑に進捗しているかどうか検証し、
改善策を実行するお手伝いをしています」
と「顧問先の経営をサポートしている専門家」であるというアピールをしてください。
そして、社長にこう伝えてもらってください
「これから、毎月、経営状況の報告をしていきたいと思います。
報告の際は、私と、××先生と一緒に訪問させていただくつもりです。
もし、私が都合の悪い月には、代わりに××先生に報告をお願いしますので、
よろしくお願いします」
そう伝えてもらうことにより、その後は、毎月、自然な流れで貸付担当役席に
会うことができます。
むしろ、社長が一緒にいないときのほうが、自分をアピールできる良い機会になります。
会う回数が多ければ多いほど、人間関係は深くなるので、知り合うことができれば、
できる限り会う回数を増やすように工夫してください。
融資を申し込む際、依頼する相手を間違えると、借りられないようなるケースが結構あります。
専門家として、経営者に
「誰に申し込むべきか」
を、理由を説明しながらアドバイスをすることによって、その経営者から、
とても頼りにされるようになります。
そんな大事なアドバイスをできるようになるためのヒントが見つかります。
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