- 2016-4-2
- 融資サポート
- 商工会議所, 金融機関とのつきあい方
異業種交流会にあまり参加しない銀行員と知り合える場所があります。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
地元の銀行員と知り合うために有効な方法が、2つあります。
一つは、
「商工会議所で経営者向けセミナーを行う」
という方法です。
普段、銀行員は忙しく、一般のセミナーには、あまり参加しませんが、
地元の商工会議所の主催するセミナーには、参加することがよくあります。
その理由は2つあります。
一つは、そういったセミナーには、地元の経営者がたくさん参加するため、
まだ取引のない地元の経営者と知り合えるチャンスがあるから(新規開拓のチャンスになる)。
もう一つは、懇意にしている商工会議所に勧められると、断りづらいから。
というわけです。
商工会議所で講師をする際には、事務局は、受講者名簿を用意しています。
その名簿には会社名が入っています。
受講者名簿を事前に見せてもらって、銀行員が受講しているのを見ると、
主催者に「この方はどなたですか?」と尋ねます。
セミナー終了後、その方のところに自分から名刺交換をしに行き、あいさつをします。
そのときに、
「また近いうちに、今日のセミナーの感想を聞きに御社を訪問させていただいても
よろしいでしょうか?」
とお願いしますと、ほとんどの場合は快諾してくれます。
もう一つ、地元の銀行員と知り合いになるのに有効な手段が、
「商工会議所に入会をする」という方法です。
ただ単に商工会議所に入会するだけでは、銀行員と知り合いになる機会はありません。
確実に地元の金融機関の支店長たちと知り合えるチャンスを手に入れようと思えば、
「部会」に参加することをお勧めします。
どの商工会議所でも、会員はどこかの「部会」に所属するようになっています。
製造業の方々が入っている「製造業部会」、建設業の方々の「建設部会」、
小売業や卸売業などは「商業部会」というところがありますし、
サービス業なら「サービス業部会」という具合になります。
どういった部会があるかは、その商工会議所によってさまざまですので、
希望する「部会」がその商工会議所にあるかどうかを調べてから入会したほうがいいでしょう。
部会の中で、金融関係の事業に携わっている会員たちが入る部会に「金融部会」があります。
通常、士業やコンサルタントは「サービス部会」に所属することが多いのですが、
自らが希望すれば「金融部会」に入ることもできます(この点も、商工会議所によって
異なりますので、確認してください)。
そしてほとんどの場合、どの銀行も地元の商工会議所に入会します。
また、部会の集まりには支店長もしくはその次席クラスの人が参加されるので、
支店の中枢の人物と知り合える絶好のチャンスとなるのです。
そこで名刺交換をして挨拶を交わすことで、一挙に地元の複数の銀行を訪問できるネタが手に入ります。
いずれの場合も、最初に名刺交換して知り合ってから、必ず1週間以内に訪問し、
パイプを太めるきっかけにしましょう。
最初に会ってからあまり間を空けてしまうと、印象が薄れてきて、
会ったときの会話が難しくなりますからね。
そこから、ゆっくりと時間をかけて自分のことを知ってもらうことができれば、
きっと、紹介してもらえる関係性をつくることができるようになります。
銀行員とパイプを作るために、商工会議所を利用するのは、意外な盲点です。
商工会議所を通して、パイプを作ることができれば、セミナーの依頼や、顧客の紹介に
つながることも少なくありません。
そのためには、初めて会った時に、銀行員に良い印象を与える話し方をする必要があります。
そういった銀行員の心をくすぐるために、必要な知識を身につけるためのヒントが手に入ります。
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(東京) 4月20日(水)、21日(木)、22日(金)、25日(月)、26日(火)、27日(水)
(大阪) 4月12日(火)、13日(水)、14日(木)、19日(火)