2年目から3年目の資金繰りが、一番つらいのです。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
私は常々、創業希望者に対して、
「今、資金が必要なくても、お金を借りておいた方がいいですよ」
と、伝えています。
何も、無駄なお金を借りなさいと言っているわけではありません。
無駄なお金を借りるのは、無駄に使ってしまう可能性が高いので、逆に止めています。
なぜ、そんなことを言うのかと言うと、
「創業者にとって、2年目から3年目にかけての資金調達が一番難しいから」
だからです。
創業当初は、貯金もあり、資金的に余裕があっても、計画通り、事業が進まなかった場合は、
その資金もだんだん少なくなってきます。
1年も経つと、資金が枯渇することも少なくありません。
そこで、資金的に困ったからといって、金融機関に融資を申し込んでも、断られることが多いのです。
その理由は、
「実績を見て判断されるから」
なのです。
金融機関が融資するのは、その事業者が、きちんと返済できると判断した場合です。
中小企業の融資審査に比較的甘い、日本政策金融公庫と言えども、
返せる見込みのない事業者には融資をしません。
創業予定者に融資をする場合、審査の際に重視するのは、
「経験」「自己資金」「事業計画書」
の3点です。
そこそこの経験があり、3割程度の自己資金を準備していて、しっかりとした事業計画書を作成していれば、
よほどの事情がない限り、ほぼ、融資はしてもらえます。
しかし、事業を開始して1年も経過すれば、金融機関が融資をする際に重視するポイントは、
「実績」に変わります。
実績が悪ければ、それを理由に断られることになります。
創業者が、自らの事業を軌道に乗せるには、3年程度かかると言われています。
2年目から3年目の資金繰りが一番つらい時を乗り越えることができなければ、
その事業から撤退をしなければならなくなります。
創業時に資金調達をしておいて、それをプールしておくことができれば、
2年目から3年目に資金調達できなくても、プールしたお金で、何とか、生きながらえることは
できるようになります。
一番資金繰りが苦しくなる2年目から3年目のために、創業時に資金調達しておくというのは、
とても大事なことなのです。
FPや士業が創業者から相談される場面は、今後、増えてきます。
これから、創業者自身が増えてくる傾向にあるからです。
創業者は、同じような創業者のつながりをたくさん持っています。
一人の創業者の相談にうまく答えることができれば、そのつながりで、次から次へと、
相談が続くことも少なくありません。
そういった創業者の一番の悩みは、「創業資金の調達」
経験がないので、お金の借り方を、全く知らないからです。
そんな創業者の資金調達の悩みに応えるためのヒントが手に入ります。
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