- 2016-10-25
- 融資サポート
- 金融機関とのつきあい方
知らず知らずのうちに、銀行員から嫌われるような態度をとっていませんか?
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
このブログでは、さまざまな「銀行とのパイプを太くす方法」を説明してきましたが、今回は、
「銀行づきあいのタブー」についてお伝えさせていただきます。
銀行員はお金を扱う職業であるということを考えて、相手に配慮すべきところもあるからです。
やってはいけない「銀行づきあいのタブー」を何点か紹介します。
1.普段はお客さんを紹介してくれないのに、他行で融資を断られて困ったときだけお客を連れてくる
これは銀行員としては一番腹が立ちます。
銀行はお客なら誰でもいいわけではありません。
商品を売って終わりという仕事ではなく、貸したお金を回収するまでが仕事ですから、
返済能力に疑問のあるお客ばかりを連れてこられても困るのです。
普段、いいお客さんを紹介してくれる人が、たまに「問題あり」のお客を連れてくるのはオーケーですが、
いつもいつも「問題あり」だと、
「あの先生が連れてくるお客は要注意だから、あまりつきあわないほうがいい」
と、あなたまで銀行から敬遠されてしまいます。
2.お客さんの都合ばかり優先して、銀行に厳しい
社長と一緒に銀行に行くということを今までも勧めてきました。
ここで大事なのは、3者で面談したときに、顧問先だからといって社長さんの肩ばかりもって、
銀行には「お前さんが折れろ」などと厳しい態度で臨んではいけません。
銀行からすると、専門家がついてきたということは、調整役として皆が納得できる形に
話を進めてくれると期待しています。
それが、社長の肩をもつばかりでは、
「あなたはなんのためについてきているのだ?」
と、怒りの矛先が専門家のほうに向いてしまいます(お客さんに騒がれるのは、銀行員にとっては
日常茶飯事ですから、それほど腹は立ちません)。
きちんと銀行の立場も考えて、冷静なプロとしての対応を心がけるようにしましょう。
3.「お客さんを紹介してくれ」としつこく迫る
銀行員にとって一番鬱陶しいのがこのパターンです。
銀行員が自分から誰かを紹介したがらないのは、前にも述べましたが「○○銀行」という看板を
背負っているため、何か問題になったときに個人ではなく銀行全体の責任になりかねないからです。
そして行内の人事評価もあって、銀行員は失点を非常に嫌います。
そのため、余計なことをして自分のリスクを高めるようなことはしたがりません。
なので、お客さんを紹介してもらいたいときの言い方としては、
「相続の問題で困っているお客さんがいましたら、お手伝いしますから、いつでも言ってくださいね」
という感じで、「銀行の困りごとを解決する」というスタンスを崩さないことです。
言い方ひとつで先方の印象はガラッと変わります。
こちらから売り込むのではなく、銀行の方から頼みやすい雰囲気をつくる、
ということを心がけていきましょう。
私が金融機関に勤務していた時代、数は多くありませんでしたが、士業の方が
顧客についてきていることは、時々ありました。
残念なことに、同行している士業の多くが、金融機関の人から嫌がられるような態度を
とっていたのです。
本人は、相手の気を悪くするような態度をとろうとしてとっていたわけではないと思うのですが、
自分では気づかないうちに、金融機関の人間からの評価を悪くする態度をとっていることは、
よくある話です。
知らないうちに銀行員から嫌われて、その結果、紹介につながらないのでは、せっかく、
金融機関を訪問している意味がなくなります。
そのためには、何をすれば金融機関から嫌われるかを知っておく必要があります。
そんな、金融機関から嫌われないようにするための方法のヒントが手に入ります。
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