- 2019-1-4
- 融資サポート
- 事業性評価融資, 士業のビジネスモデル, 経営者保証
これからは、金融機関に対する「目利き力」がとても重要になってきます。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
金融検査マニュアルの廃止に伴って、金融機関の融資方針も千差万別になってきました。
経営者保証を積極的に外していこうという動きの金融機関もあれば、
財務内容や担保・保証人だけで判断するのではなく、
事業内容や成長可能性を評価して融資する【事業性評価融資】に
積極的に取り組んで行こうとしている金融機関もあります。
逆に、未だに、信用保証協会の保証付き融資に注力しているような、
前時代的な保守的な金融機関も存在します。
これからは、金融機関ごとに、融資方針が変わるので、
金融機関の見極めが重要になってきます。
事業性評価融資を積極的に行おうとする金融機関をメインバンクにすることで、
いざというときや成長するための資金調達がしやすくなります。
しかし、事業性評価融資に積極的に取り組もうとしている金融機関だからといって、
事業性評価融資を十分出来ているかというと、そういうわけでもありません。
経営方針として、事業性評価融資を積極的にしようと思っても、
十分に出来ない理由があります。
それは、「マンパワーの絶対的な不足」です。
事業性評価融資をするためには、金融機関は、取引先企業の事業内容や、
将来性、成長可能性を把握しなければなりません。
しかし、今の金融機関は、取引先企業の事業内容を把握しきれていないのが現状です。
これから、それを把握していくためには、
一つの企業に対し、何十時間もの時間をかけなければなりません。
金融機関の担当者は、驚くような数の担当件数を持っています。
一つの企業に対し、何十時間もの時間をかけている暇はないのです。
でも、事業性評価融資には積極的に取り組んで行きたいと考えています。
この状況を踏まえ、士業としてすべきことは、経営者と金融機関の【架け橋】となること。
金融機関との架け橋になることで、士業には2つのビジネスチャンスが生まれます。
ひとつは、
クライアントに対して、事業性評価融資を積極的に行おうとする金融機関を紹介すること
もうひとつは、
事業性評価融資をしやすくなる資料を作成するサポートをすること
「クライアントに対して、事業性評価融資を積極的に行おうとする金融機関を紹介すること」で、
中小企業は、今までのメインバンクなら、してもらえなかった融資を
してもらうことができるようになります。
そうなると、資金繰りがよくなり、経営者からは、とても感謝されるようになります。
しかし、いきなり「事業性評価融資」をしてほしいと取引のない企業が依頼しても、
金融機関は簡単には、取り組めません。
その企業の内容を把握する必要があるからです。
先述したように、取引先企業の事業性や将来性を把握するのには、何十時間もの時間が必要です。
金融機関の担当者には、そんな時間を捻出することは不可能です。
経営者自らが、自社の事業性や将来性をアピールするような資料を作って提出すれば、
担当者の調査の時間を省いてあげることができます。
とは言っても、そのような資料を作ることの出来る中小企業経営者は、多くありません。
だからこそ、士業が「事業性評価融資をしやすくなる資料を作成するサポートをすること」で、
それを後押しすることができます。
金融機関にとっても、専門家が間に入ってくれれば、新規融資先に対しても、
安心して事業性評価融資に取り組むことができます。
士業にとっても、クライアントに対して、
積極的に融資をしてくれる金融機関を紹介できるというのは、大きな武器になりますし、
そんな金融機関を紹介してくれる専門家ということになれば、サポートした経営者から、
別の多くの経営者を紹介してもらえるようになります。
また、金融機関に対しても、良い融資先をどんどん紹介してくれる専門家は、
とても重宝にしてくれるため、顧客の紹介も積極的に行ってくれます。
経営者と金融機関の【架け橋】となることで、自らの顧客獲得が、とても楽になるのです。
金融機関に対する目利き力と、事業性評価融資へのサポート力を磨いて、
より多くの中小企業に貢献していただきたいと思います。
「事業性評価融資」は、
これから金融機関から紹介をしてもらいたいと考えている士業にとっては、
とても重要なキーワードになります。
「事業性評価融資」のサポートが出来れば、中小企業の経営者からも、
金融機関からも、とても重宝にしてもらえ、両者からの紹介に繋がりやすくなるからです。
そんな、「事業性評価融資」のサポートができる士業になるためのヒントが手に入ります。
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