創業案件を計画的・積極的に獲得するためには、準備のための期間がある程度必要です。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
以前のブログで、「2021年は創業者が増える」とお伝えしました。
2021年、創業融資案件を積極的に。とくに計画的に獲得して長くおつきあいできる顧問先を増やしたいと考えている士業・コンサルタントにとって、今が仕込みのチャンスだと思います。
創業融資サポート実務や創業融資案件獲得ノウハウを今から身につければ、創業融資案件が増える2021年春までに、仕込みは十分間に合います。
なぜ2021年春に創業者が増えるのか
もう一度、その理由をおさらいしてみましょう。
1.創業せざるを得ない人が増えるから
2.国や地方自治体が創業者支援策を強化するから
3.不況期には、新しいビジネスの芽が生まれるから
4.より安く創業できるから
これらの理由以外にも、別の理由もあります。
5.2020年の創業希望者が2021年に回るから
2020年10月現在、日本政策金融公庫は創業融資にあまり積極的に取り組んでいません。創業するにあたっての環境が悪いからです。
よって、今は創業融資を申し込んでも、入り口時点で断られることが多いようです。断られた創業者は、公庫が積極的に創業融資に取り組むであろう2021年春まで待機するでしょう。
6.2021年は公庫が積極的に創業融資に取り組むから
【新型コロナウイルス感染症特別貸付】の爆発的な申請に対応するため、公庫は本部の人員を支店に回したり、OBを再雇用したりして、現場の人員を増やしてきました。
2020年末から2021年春にかけて「2回目のコロナ融資申請=追加融資」が増えるものの、それ以降は融資申請件数が大幅に減少します。
かといって一旦増やした現場の人員を簡単に減らすことができず、各担当者の手が空いていきます。
既存貸出先の多くはすでに【新型コロナウイルス感染症特別貸付】を借りており、新たな資金需要は発生しません。手の空いた人員は、国が積極的に推進している創業融資に取り組まざるを得ない状況になります。
以前のブログもご参照ください。
●不況時は、創業者が増える
https://www.npc.bz/yuushi/23781.html
創業融資案件を取りこぼさないために、今、行うべき5点…+α
来年増えるであろう創業融資案件を取りこぼさないために今、行っておくべきことは5つ。
創業融資案件が多数発生してからの準備では、出遅れて取りこぼしが増えてしまいます。今のうちに、準備を整えておきましょう。
(1)営業ツールの作成
「創業融資のお手伝いをします」と口頭でアピールするだけでは、案件は確保できません。
「あなたの創業融資のお手伝いのために、これだけ準備ができていますよ」と相談者に理解してもらえる、「見える」ツールがあるのとないのとでは効果が天と地ほど違ってきます。
(2)行動計画表、営業先リスト等の作成
ツール作りだけでなく、「創業融資案件獲得のためのアクションプラン」や「案件発生場所に対するリスト作成」「攻略スケジュールづくり」「相手のココロをつかめるプロフィールづくり」など、案件獲得の精度を高めるために準備しておきたいことが山ほどあります。
(3)創業融資案件が発生する場所へのアプローチ
創業融資案件が発生する代表的な場所は14カ所あります。
そのすべてにアプローチする必要はありません。が、各案件発生箇所に対する適切なアプローチ方法を行うことで、効率的に創業融資案件を獲得することができるようになります。自分がどの営業場所に向いているか、事前にアタリをつけておきたいですね。
(4)相談者に対する目利き力アップ
残念ながら創業融資の相談者すべてが、創業融資を借りられるとは限りません。「借りられない」ことも、意外に多いのです。
「申請してみないと、融資がおりるかどうかわからない」では、結果的に無駄な作業をすることになりかねません。
目利きポイントを事前に用意しておき、相談者との初回面談で借りられるか借りられないかの判断ができるのがベストですよね。
(5)相談者を依頼者にするための話の流れ
せっかく相談に来ていただいても、相手から「この人に創業融資サポートを依頼したい」と思ってもらえなければ案件になりません。
強引な営業トークではなく、自然に信頼してもらえる話の流れをアタマのなかで描いておくと、落ち着いて面談に臨めます。
(6)他の創業融資コンサルタントとの差別化
創業融資をサポートする専門家は、すでに少なからずいます。確実に案件につなげるためには、他の創業融資コンサルタントとの何が違うかをお知らせしたいものです。
創業融資コンサルタントとして、「公庫の創業融資のサポート」はできて当たり前。そこではなく…
●公庫の創業融資を成功する確率を高める方法
●公庫の融資と並行して民間金融機関とのパイプを作る方法
…といった付加価値を身につけておけば、「この専門家は、ちょっと違うな」「創業後も長く頼れそう」と思ってもらいやすいでしょう。
(7)「よくある質問」に対する回答への準備
相談の際に、創業者からかならず訊かれる質問がいくつかあります。即座に、そして的確に答えることができれば、相談者からの信頼が高まり、スムーズな依頼につながります。
創業融資コンサルタント養成講座2020を開催します
2021年春に増えるであろう創業融資案件を取りこぼさないための準備をするために、必要な知識やノウハウ、各種の営業ツール(無理なトークをしないための!)を手に入れることができる講座を開催します。
「入門セミナー」を未受講の方も受講できます
「創業融資コンサルタント養成講座2020」は、2020年10月に行った「創業融資コンサルタント入門セミナー2020」の進化版。しかし入門セミナー未受講の方も申し込みいただけます。
未受講の方には、「創業融資コンサルタント入門セミナー2020」の音声ファイルと「配付資料データ」をお渡しいたします。入門セミナーの内容をあらかじめ学んだ上で、安心してご参加ください。
「創業融資コンサルタント養成講座2020」カリキュラム
「創業融資コンサルタント養成講座2020」は2日間の集中講座。東京で2020年12月5日(土)・5日(日)に開催します。カリキュラムは以下の通りです。
【初日 2020年12月5日(土) 10:00~17:30】
第1講 創業融資案件を引き寄せるためのツールの作り方
第2講 案件獲得ツール作成ワーク
第3講 創業者と出会える14の場所での攻略法
第4講 計画的に創業案件を獲得していくための準備
【二日目 2020年12月6日(日) 10:00~17:30】
第5講 依頼につながる創業融資相談への対応法
第6講 創業融資相談を行うに当たって絶対に知っておくべきこと
第7講 創業計画書作成実務
第8講 創業者からよくある質問への答え方
※詳細は「創業融資コンサルタント養成講座2020」専用ページをご覧ください
実務に役立ち、受講後も講師に相談できる充実の特典
「創業融資コンサルタント養成講座2020」受講者には、4つの特典をご用意しています。
(1)実務に使える21点の資料・教材等
(2)「創業融資コンサルタント入門セミナー2020」音声
(3)プライベートコンサルティング1回無料
(4)一般社団法人融資コンサルタント協会入会金+3ヶ月分の月会費無料
開催概要
<日程>
●1日目 2020年12月5日(土) ※第1~4講
●2日目 2020年12月6日(日) ※第5~8講
※いずれも10:00~17:30です
<場所>
●katana汐留オフィス セミナールーム
東京都港区東新橋2-10-10 東新橋ビル2F
※JR新橋駅 (烏森口)/浅草線・銀座線新橋駅 徒歩8分
<定員>
12名様限定
受講料
【一般】
300,000円+消費税
【創業融資コンサルタント入門セミナー2020受講者(早期割引期間内)】
220,000円+消費税
【ブログ・メルマガ読者】
250,000円+消費税
【一般社団法人融資コンサルタント協会 正会員】
200,000円+消費税
お申し込み
「創業融資コンサルタント養成講座2020」ページからお申し込みください。