- 2021-11-17
- 融資サポート
- ひとこと, 創業融資, 日本政策金融公庫, 融資コンサルタント協会
いざというときの創業者の姿勢が見られています。説得力のある記入内容が求められます。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会では、会員からのメールや電話、ご来訪などによる個別相談にのったり、活動報告をいただいたりしています。
先日ある行政書士の会員から、月別収支計画書の記入例について質問をいただきました。
「売上高が達成できないとき」はどうする?
創業融資をサポート中なんです
そこでお尋ねしたいことがあって
どんなことでしょう
基本的には
代表者からの借り入れ
…という考え方になるだろうと思うのですが
実は自己資金がギリギリで
追加分の余裕資金がありません
この場合どのように考えて
記入すればよいでしょうか
この部分は
【資金が詰まったとき、どう対処するか】という
創業者の姿勢を見る欄なんです
なにか記入例などありますか?
自己資金に余裕がないときの記入例
【消費者金融から借り入れても事業を継続させる】
なんて絶対NGです
いくら困っても消費者金融から借りようとする事業者には
危なっかしくて貸せないからです
おっしゃるとおりだと思います
・創業にかかる自己資金とは別に
貯蓄している預金で赤字を補填する
(公庫の記入例にあるもの)
さらには…
・経費の削減を図る
・両親(身内)や配偶者の親族から一時的に借りる
・生命保険の契約者貸付を利用し補填する
…などが考えられます
たいへん参考になりました
さっそくお客様にお伝えし、話しあってみます!
自己資金が潤沢でなく、想定以下の売上になったときの不安を感じる創業者は少なくありません。しかし「どうしようもない」では、金融機関も貸せませんよね。
資金繰りが厳しくなったらどう対処するか、姿勢や具体策を知らせることで、金融機関も安心して創業融資を貸してくれやすくなるのです。
もちろん、あまり無茶なことは書けません。上記では「経費削減」「家族や親族からの借入」「生命保険の貸付制度を利用」などの例を挙げましたが、実際に行える施策か、行えるなら具体的にどう進めるかなど、創業者と話しあったうえでの記入が大切。
創業支援とは「小手先のテクニックを駆使して資金を調達する」「創業融資が着金したらハイさようなら」ではなく、創業の準備段階から、事業が末永く続くように後押しすることだからです。
せっかく自分に相談くださった創業者の話に耳を傾け、将来のビジョンを具体化して、無理のない月別収支計画書を作りましょう。
そんな、創業者に寄り添うヒントが手に入るセミナー動画です。
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※本セミナー「2020年版」の受講者の声もぜひ参考にご覧ください
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