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「何に対する報酬か」を考えれば、答えは明らかです。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会では、会員からのメールや電話、ご来訪などによる個別相談にのったり、活動報告をいただいたりしています。
先日ある税理士の会員から、融資サポート時の報酬額について質問をいただきました。
報酬額についてご質問があります
●融資希望額は500万円
●報酬は実行額の5%
そこで500万円の申し込みで書類を作成し
日本政策金融公庫に提出しました
500万円ではなく
1,000万円の申込をしようということになったらしく
結果、1,000万円の融資が確定しました
「らしく」ということは
同席はされなかったんですか?
コロナのこともあり
社長の意向で同席NGだったんです
つまり
「自分の知らないうちに融資が増額していた」
ということですね
この場合、報酬は
●申込額をベースに請求するか
●実行額をベースに請求するか
どちらがよいでしょうか
「500万円の資金調達」
を前提にサポートしたのですから
1,000万円の融資が実行されても
当初の申込額を基準に500万円分で請求します
と最初に約束していても?
なぜなら
こちらが努力して500万円引き上げたわけでなく
依頼者の努力で500万円引き上がったからです
そこに当方の貢献度合いはないので
「実行額の5%を頂戴する」
と約束を交わしていたとしても
請求すべきとは私は思いません
依頼者からすると
あまり気分のよいものにはならないでしょうね
あくまで「私の考え方」なので
かならずしも正解とは言えませんが…
増額分は請求せず
500万円分のみ請求して
よい関係の継続をおすすめします
今回は増額になったケースですが、士業・コンサルタントとしては減額になったときの報酬設定も気になりますよね。
これも人によって違うでしょうけれど、私なら500万円の申し込み→実際の実行は300万円だった場合、やはり実行額をベースに請求します。つまり、300万円×5%=15万円の報酬です。
また300万円は融資実行されたにも関わらず、「満額ではなかったから、報酬はまったく払わない」と依頼者に渋られることもときどきあります。契約時に「減額の場合は実行額の5%」と明記しておくと、このようなトラブルを未然に防げるでしょう。
今回の事例のように最初の契約が「実行額の5%」なら、実行額の1,000万円から報酬を請求することも、場合によってはあるでしょう。
しかし、それは自身の貢献があってこそです。
「最初に約束したから」といって貢献していない部分も請求すると、契約がたとえ実行額ベースでも依頼者は「何の貢献があって報酬が増えたのか」と疑問に思うでしょう。もし不信感を持たれたら、その後気軽に相談してもらえなくなり、これっきりのおつきあいで終わる可能性もあります。
せっかくのご縁、できれば長く支援して、信頼関係を続けていきたいですよね。
依頼者に信頼され、その後の長期的なサポートを行えることが、士業・コンサルタントとしての本来の貢献だと私は考えます。
そんな、依頼者に信頼され、長期にわたって貢献を続けていくためのヒントが手に入るセミナーです。
※融資に関する質問などにもその場でお答えします
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