- 2022-7-4
- 融資サポート
- 士業のキャリア, 士業のビジネスモデル, 相談の転送
融資のアドバイスができれば、顧客獲得が仕組み化され、見込み客と出会える機会が自然と高まります。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
これまでブログやメールマガジンで「融資に強い士業・コンサルタントになるメリット」を何度もお知らせしてきました。なぜならメリットが多彩だからです。
過去に書いた記事で途中までお伝えしていましたので、今日は続きを解説しましょう。
融資に強いコンサルタントになるメリット全11点
過去記事では「融資に強いコンサルタントになるメリット」として11の項目を挙げました。
ここにも再度ピックアップしましょう。
②知り合いの経営者や士業からも紹介してもらいやすくなる
③自分の「強み」をアピールできるようになる
④「効率的な顧客獲得の仕組み」を作りやすくなる
⑤顧問契約を得やすくなる
⑥今までと違うサービスを提供できるようになる
⑦同業者と差別化できるようになる
⑧経営者から融資の相談をされても、適切なアドバイスができるようになる
⑨創業融資の相談に応えることができるようになる
⑩独立する際にたいへん有効な武器になる
⑪現在の業務との相乗効果を発揮することができるようになる
このうち①~③は以前のブログでお伝えしましたので、今回は④以降のメリットについて解説しましょう。
「効率的な顧客獲得の仕組み」を作りやすくなる
「効率的な顧客獲得の仕組み」とは、「紹介を引き寄せるための仕組み」です。
相談件数が増えれば増えるほど、仕事の依頼が増えた経験のある士業・コンサルタントは少なくないでしょう。
相談を寄せる事業者には「解決したい悩み」があります。その悩みを解消するため周りにいる士業やコンサルタントへと相談するのですが、相談された士業・コンサルタントが必ずしもアドバイスできるような知識を持っているとは限りません。むしろ持っていないケースの方が多いかもしれません。
そんなときたいていの士業・コンサルタントはお茶を濁すのではなく、「その悩みを解決できそうな知識を持っている知り合いの士業・コンサルタント」に相談を転送します。
転送先の士業・コンサルタントが相談を無事解決できれば、また同様の相談があったとき必ずと言っていいほど同じ相手に転送します。
「相談件数が増える=仕事の依頼が増える」ですから、自動的に「紹介を引き寄せるための仕組み」が構築できるのです。
税理士から多くの相談転送をいただいた中小企業診断士の事例
その中小企業診断士とは私のことなのですが、独立後に知り合いになった多くの税理士に相談の転送を依頼しました。
もし忙しくて対応できなければ
遠慮なく私に相談を振ってください
代わりに動きますので
結果、多くの税理士の方々から相談を転送されるようになり、実際の融資サポート業務につながったのです。
顧問契約を得やすくなる
融資サポートは、いわば単発の業務。融資が通れば、さようならです。しかしそのお客さまに対し、長期の顧問契約を提案することができます。以下は提案の例です。
金融機関から「借りてください」と言われる会社を目指しませんか
いずれも「今日決めて、明日結果が出る」ものではありません。少なくとも数ヶ月は必要です。そこで顧問という契約形態になるのです。
とくに経営者保証については、ほとんどの経営者は「はい」と答えてくださるでしょう。私も「最初の融資サポート→既存融資の経営者保証外し」の流れで顧問契約をよくいただけました。
また近ごろは「経営者保証を外すための事業計画書作成サポート」や「経営者保証を外すための事業計画進捗サポート」に対して、国から補助金が出ます(認定支援機関に限ります)。より顧問契約につながりやすい状況だといえるでしょう。
今までと違うサービスを提供できるようになる
ネクストフェイズが行う融資関連のセミナーには以前から税理士に多く参加いただいているのですが、近ごろは中小企業診断士、行政書士の受講がグンと増えました。彼らに共通するのは、「補助金サポート業務」を行っていること。
依頼者から頻繁に融資相談をいただきます
多くは、補助金が出るまでの「つなぎ融資」需要です
つなぎ融資は補助金に通るかどうかに関わります
事業者にとって切実な問題なので
「融資面でも」頼れる専門家でありたいと思います
いつまでも今のように補助金の募集があるとは思えません
補助金がなくなっても
顧客に新たなサービスを提案・提供できるようになりたいんです
⑦「同業者と差別化できるようになる」以降、次回以降のブログでご紹介しましょう。
融資に強い士業・コンサルタントになる最大のメリットは、「見込み客にアプローチしやすくなること」。
中小企業経営者の一番多い悩みは、「資金繰り」。資金繰りを改善する早道は、「金融機関からの資金調達=融資」です。
かといって「借りればいい」というものではありません。「その金額は適切か」「返済原資はどこから」など事前の熟慮が必要。また提出書類や添付資料の内容の吟味、さらに申請しても「実際に貸してもらえるか」も大問題です。
ニーズが多いにもかかわらず、融資相談に的確なアドバイスやサポートができる士業・コンサルタントはそう多くありません。競合が少ないため、融資の相談に答えることができると見込み客からの相談が自然と増えるようになります。
相談件数は仕事の依頼件数に比例し、顧問契約数にも大きな影響を与えます。
そんな、仕事の依頼件数を自然に増やすことができるようになるノウハウが学べます。