- 2022-7-6
- 融資サポート
- ひとこと, リスケ, 事業再生, 融資コンサルタント協会
ひとりで思い悩むのではなく、思いきって保証協会や金融機関に確認をとってみましょう。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会は、会員の士業・コンサルタントからのメールや電話、ご来訪・オンラインなどによる個別相談にのったり、活動報告をいただいたりしています。
先日ある中小企業診断士の会員から、リスケをしている企業の返済計画について質問をいただきました。
※小規模企業に特化した、リスケ脱却(正常化)までの道筋など事業再生を「ひととおり」気軽に学べる士業・コンサルタント向けセミナー動画です
代位弁済となっている債務は優先的に返済しないとだめ?
●借り入れのリスケをしている
…という企業の事業計画策定を支援しています
●借入れ金融機関は3行(金融機関A、B、C)
●債務合計は2億円
●うち70%を信用保証協会が代位弁済
…といった状況です
代位弁済になっている債務は
優先順位を下げて返済しても
よいでしょうか?
金融機関債務割合のことは考えず
今の一定金額(20,000円)の返済を続けても
問題ないのでしょうか?
「バンクミーティング」を行った上で、
借入額の割合に合わせて
返済額を按分します
各金融機関の承諾があれば
その按分以下の返済でも認めてもらえます
例えば
保証協会が今の一定金額(20,000円)を
認めてくれるのであれば
それを継続することは可能です
ちなみに…
追加返済での金融機関債務割合
半期に一度、状況を見て追加返済も予定しています
その際、代位弁済を入れた金融機関債務割合
で返済しようと考えていますが
問題ないでしょうか
金融機関は納得してくれるのではないかと思います
最後にもう一つお伺いしたいのですが
現状の返済額から減額は可能か
現状10,000円の返済額ですが
債務割合通りに抽出できる
原資から返済しようとすると
最初の2年間は4.628円と
現状より減額した返済になってしまいます
減額返済となることを
金融機関Aは認めてくれるものでしょうか?
減額したいといっても
なかなか認めてもらえないと思います
なんとか認めてもらう方法は
ないものでしょうか?
「バンクミーティング」を行わなければなりません
しかし、月額返済額5,372円を削減するために
バンクミーティングを行うとなると
逆に不要なコスト(手間や時間)がかかりますので
現状のまま推移させていく方が
よいのではないかと思います
承知いたしました!
再度、返済計画を練り直してみます
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リスケをしたことにより、金融機関に面と向かって返済計画の交渉ができないことは少なくありません。立場上、物怖じしてしまうのも無理はないと思います。
しかし、なんの確認や交渉もなしに無理な返済計画を継続すれば、状況はさらに悪化してしまいます。現状が芳しくないからといって弱気になるのではなく、返済に対して誠心誠意の姿勢を見せることが、時として重要なのです。
そんな時こそ、事業者が勇気をもって返済に取り組めるよう、支援する専門家が幅広い知識でサポートしましょう。
そんな、事業者を勇気づけるためのヒントが手に入るセミナー動画です。
事業再生に取り組みたい、しかし以下のような悩み・不安で一歩が踏み出せない士業・コンサルタントにおすすめします。
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