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意外と前向きに対応してくれます。その理由もお話しましょう。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
2023年3月27日、ネクストフェイズは「コロナ借換保証制度」を利用しました。借り換えたのは、2020年に借りた「民間金融機関による実質無利子・無担保融資(=民間ゼロゼロ融資)」です。
まとめると、以下のとおりです。
そのときの提出書類を無料でプレゼントします。こちらの応募フォームからお申し込みください。
2/セーフティネット4号申請書 写し
国の調査結果によると、民間ゼロゼロ融資の返済開始のピークは2023年7月から2024年4月。「今の状況ではコロナ融資を返済できない」という事業者が今後増えてくると予想されます。
しかし「コロナ借換保証制度を使った同額借換」の利用で、据置期間(返済猶予期間)をさらに延ばすことができます。
民間ゼロゼロ融資返済で資金繰りが厳しい事業者を支援する士業・コンサルタントに向けて、今回ネクストフェイズが経験した「コロナ借換保証制度」を使った「他行借換」(肩代わり融資)について説明しましょう。
※なおネクストフェイズは、事業者への個別アドバイスを行っていません。ご相談のある事業者は、ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会の会員を検索して気軽に連絡を取ってください。融資の専門研修を受けた融資コンサルタントが、全国に900名以上います
「コロナ借換保証制度」制度は、もともと「伴走支援型特別保証制度」として2021年に生まれたもの。しかし基本的に、同額借換には使えませんでした。
ところが2023年1月10日に「コロナ借換保証制度」となり、同額借換にも利用できることになりました。民間ゼロゼロ融資の返済開始に悩む事業者にとって、旱天に慈雨のような制度です。
なおコロナ借換保証制度と伴走支援型特別保証制度の比較・違いについては、過去記事でご紹介しています。
ネクストフェイズも、当時A地方銀行から借りていた「民間ゼロゼロ融資」を「コロナ借換保証制度」を利用して借り換えることにしました。しかし制度を知った2022年12月は、民間ゼロゼロ融資を借りていたA地銀で、そのまま借り換えるつもりだったのです。
しかし明けて2023年1月10日、懇意にしている地元B信用金庫の担当者にお会いしました。コロナ借換保証制度の現場情報をお聞きするためです。そのとき「コロナ借換保証を利用した借り換えなら、同じ金融機関でなくてもいい」と教えていただきました。
そこで今、A地銀で借りている民間ゼロゼロ融資をB信金で借り換えられるならと打診。快諾いただいたので、他行での借り換え(肩代わり)を行うことにしたのです。
もちろんコロナ借換保証制度を利用した借り換えに消極的な金融機関も見受けられます。
なぜなら自分のところですでに借りてもらっている民間ゼロゼロ融資をコロナ借換保証制度で借り換えてもらっても、融資額が増えるわけではないからです。もちろん、受け取る金利が増えるわけでもありません。
それどころかコロナ借換保証制度で借り換えることで、「経営行動計画書」作成サポート、また年に1度保証協会に「事業計画進捗状況報告書」を提出するという、民間ゼロゼロ融資のままなら必要のなかった業務が発生します。
コロナ借換保証制度での借換は、金融機関側にメリットなし。利用を勧められることは、滅多にないといえるでしょう。
しかし「他行借り換え」(肩代わり)なら、事情は変わります。
「他行借り換え」(肩代わり)なら、融資額が増えます。また、それに伴って受取利息=収益も増えます。
さらにコロナ借換保証制度の場合、申請する事業者の要件さえそろっていれば、信用保証協会の認可を得やすいのです。稟議書を作成する手間を、ある程度省けます。加えて100%保証での借り換えとなると、リスクもありません。
コロナ借換保証制度を使った「他行借り換え」は金融機関にとって、(取引先の財務状況にもよりますが)低リスクで新規先を得られる絶好の機会。
「コロナ借換保証制度を使って、C銀行さんで借りている民間ゼロゼロ融資を弊社で借り換えませんか」といった金融機関からの営業活動は、まずないと思います。しかし顧客側から同様の申し出があれば、前向きに対応してくれるでしょう。
コロナ借換保証制度の他行借換(肩代わり)については過去記事でも触れています。ぜひご覧ください。
コロナ借換保証制度利用の申し込みから約1ヶ月後、B信金の担当者から連絡が入りました。信用保証協会からの認可の報告と、元に借りていた取引金融機関(A地銀)への返済日の連絡依頼です。
そこで、民間ゼロゼロ融資を借りていたA地銀の貸付係に電話。コロナ借換保証制度を利用してB信金で借り換える旨と、返済日の連絡です。貸付係からは借換の理由を尋ねられ、私も正直に答えました。
御行の担当者は
ほとんど弊社に訪問くださいませんでした
さらにこの1年は
まったくご連絡もなく…
日ごろのコミュニケーションがないと
事業計画や資金のご相談など
大事な話をしにくくなりますので
担当者がよく訪問してくれるB信用金庫で
肩代わりをお願いすることにしたのです
「他行に依頼すると、前の銀行に申し訳ない、言い出しにくい」と二の足を踏む経営者もいるでしょう。しかし心配は無用です。保証協会の保証つき融資を別の金融機関で肩代わりしてもらうことになった場合は、保証協会の認可をとるだけでよく、基本的には肩代わりされる金融機関の「事前確認」は要りません。
もちろん、その後も同金融機関と「良好な関係」を維持したいなら(肩代わりを他行に依頼する時点でもう難しいと思いますが)、事前確認しておくほうが穏便に運ぶでしょう。
いま民間ゼロゼロ融資を借りている金融機関が、コロナ借換保証制度を使った同額借換に消極的なら、積極的な金融機関に肩代わりを打診することをおすすめします。
ネクストフェイズが「コロナ借換保証制度」での融資申込みにあたって提出し、可決された以下の資料を無料でプレゼントします。
2/セーフティネット4号申請書 写し
ご希望の方は、下記フォームよりお申し込みください。
※なおネクストフェイズは、事業者への個別アドバイスを行っていません。ご相談のある事業者は、ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会の会員を検索して気軽に連絡を取ってください。融資の専門研修を受けた融資コンサルタントが、全国に900名以上います
金融機関によって融資方針は大きく異なります。今回紹介したコロナ借換保証制度に積極的なところもあれば、そうでないところもあります。
2023年4月に金融庁の指導方針が変更された「経営者保証に関する取組方針」(中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針 : 金融庁)についても、前向きに取り組むところと、そうでないところに分かれるでしょう。経営者保証の解除・免除については、過去記事もぜひご覧ください。
事業者にとって今後は「自社に最適の金融機関」との取引が、円滑な資金調達を行う上で必要不可欠。
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