- 【オンライン】
- 2024年11月11日(月)・11月27日(水)・12月9日(月)・12月23日(月)
- 【東京】
- 2024年11月8日(金)・11月20日(水)・12月2日(月)・12月18日(水)
- 【大阪】
- 2024年11月28日(木)・12月5日(木)
コロナ資本性劣後ローンは2024年6月末で終了する可能性はありますが、いずれにしろ朗報です。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
2024年3月8日、中小企業庁から以下のニュースリリースが出ました。
●早期経営改善計画策定支援事業を利用した、日本政策金融公庫のコロナ資本性劣後ローン申込時の計画策定支援について
「財務内容の改善のために資本性劣後ローンが使えるらしいが、実際のところ、よくわからない」
…と事業者から相談される士業・コンサルタントは多いでしょう。ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会の会員士業・コンサルタントも、同様の問い合わせが顧客企業からしばしば入るといいます。
また今回の中小企業庁のニュースリリースについては、会員の士業・コンサルタントの間で、大いに期待を込めた声がよく聞かれます。
今回いちばん注目したいポイントは、「資本性劣後ローンを借りるとき発生する費用に、補助金を利用できるようになった」ことです。詳しくお話ししましょう。
なお2021年、実際にネクストフェイズが公庫に提出し、新型コロナ対策資本性劣後ローンを借りることができた下記の申請書類を無料プレゼントしています。
これから資本性劣後ローンを申し込むときの参考になるでしょう。ご希望の方は、下記フォームよりお申し込みください。
※なおネクストフェイズは、事業者への個別アドバイスを行っていません。ご相談のある事業者は、ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会の会員を検索して気軽に連絡を取ってください。融資の専門研修を受けた融資コンサルタントが、全国に900名以上います
日本政策金融公庫の「コロナ資本性劣後ローン」、正式名称は「新型コロナウイルス感染症対策挑戦支援資本強化特別貸付(新型コロナ対策資本性劣後ローン)です。
新型コロナウイルス感染症により深刻な影響を受けている経済環境下にあって、関係機関の支援を受けて事業の発展・継続を図る中小企業者に対し、財務体質強化を図るための資本性資金を供給する制度です。
国民生活事業、中小企業事業両方で取り扱っています。
金融庁の「資本性借入金(資本性ローン)」の説明資料によると、「資本性ローンとは、金融機関が事業者の財務状況を判断するにあたって、負債ではなく資本と見なすことができる借入金」のことです。
●中小企業の皆様へ「資本性借入金」の活用を検討してみませんか?(金融庁資料)
資本性ローンによるメリットは2点。
日本政策金融公庫から資本性ローンを借りることができれば、資金繰りが改善され、民間金融機関からの資金調達をしやすくなります。
「財務内容の改善のため資本性ローンを利用したい」と事業者から相談される士業・コンサルタントが多い理由も、ここにあります。
資本性ローンで借入を行うことにより資金繰りが改善されます。また、長期の「期日一括返済」が基本となるため、毎月の返済も発生せず借入後の資金繰りも楽になります。
「資本性ローン」は金融検査上、自己資本とみなすことができるため、財務内容が改善され(債務超過⇒資産超過)、新規融資が受けやすくなります。
国民生活事業における「コロナ資本性劣後ローンを利用できる事業者」は以下のとおりです。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた法人または個人企業の方であって、次のいずれかに該当する方
(1)J-Startupプログラムに選定された方。または独立行政法人中小企業基盤整備機構が出資する投資事業有限責任組合から出資を受けた方。
(2)中小企業活性化協議会の支援を受けて事業の再生を行う方。または独立行政法人中小企業基盤整備機構が出資する投資事業有限責任組合の関与のもとで事業の再生を行う方。
(3)上記1および2に該当しない方であって、事業計画書を策定し、民間金融機関等による支援を受けられる等の支援体制が構築されている方
新型コロナウイルス感染症対策挑戦支援資本強化特別貸付(新型コロナ対策資本性劣後ローン)|日本政策金融公庫
コロナ資本性劣後ローンを活用するほとんどの事業者は、(3)の要件で利用することになります。
ここで言う「民間金融機関等による支援を受けられる」とは、「原則として、コロナ資本性劣後ローンの融資後おおむね1年以内に民間金融機関等からの出資または融資による資金調達が見込まれること」です。
民間金融機関の協調融資を受けられないと、一部の例外を除き、コロナ資本性劣後ローンを借りることができません。
その一部の例外が、「認定経営革新等支援機関(認定支援機関)の支援を受けて事業計画を策定する」ということです。
協調融資してくれそうな金融機関がなくても、認定支援機関の支援を受けて事業計画を策定すれば、コロナ資本性劣後ローンに申し込むことができます。
しかしここでの問題が、認定支援機関に支払う費用が発生すること。
認定支援機関の支援を受けて事業計画を策定すると、認定支援機関に支払う費用が必要です。
財務内容が悪化している事業者にはその費用の工面が難しく、コロナ資本性劣後ローンの活用につながりにくかったのが実情です。
しかし今回の中小企業庁のリリースで、「認定経営革新等支援機関(認定支援機関)の支援を受けて、コロナ資本性劣後ローンに申込む際に必要な事業計画を策定する場合、早期経営改善計画策定支援事業(ポスコロ事業)による補助金が利用できることになったのです。
債務超過により金融機関から融資を受けられず、資金繰りに苦しむ事業者は数多くあります。そんな事業者に対して、このように提案してみてください。事業計画策定支援の受任につながりやすくなるでしょう。
公庫からコロナ資本性劣後ローンを借りることができれば、民間金融機関からも融資をしてもらえる可能性が高まります
↓
公庫からコロナ資本性劣後ローンを借りるためには、「認定経営革新等支援機関(認定支援機関)の支援を受けて事業計画を策定する」ことが必要です。そして、私はその認定支援機関です
↓
さらに今、コロナ資本性劣後ローンを借りるための補助金が利用できます。これを使って、コロナ資本性劣後ローンを申請してみませんか
2021年、実際にネクストフェイズが公庫に提出し、新型コロナ対策資本性劣後ローンを借りることができた下記の申請書類を無料プレゼントしています。
ご希望の方は、下記フォームよりお申し込みください。今後のお申し込みの参考になるでしょう。
なお資本性劣後ローン利用時の経緯は、過去記事でお知らせしています。あわせてご覧ください。
近ごろ政府から、中小企業支援のための新たな融資制度や保証制度が矢継ぎ早に出されています。これら制度の利用でメリットを得られる事業者は多く、制度についてお知らせするだけでも大いに喜ばれます。また喜んでいただけるだけでなく、実際の案件依頼にもつながりやすいでしょう。
各種制度の改正・変更、新設・創設は、士業・コンサルタントにとって新規顧客を得られるチャンス。こまめな情報提供を継続的に行えば、見込み客を獲得しやすくなります。
融資を含めた中小企業支援施策の情報をいち早く入手し、顧客獲得に活用するヒントが手に入ります。
※融資に関する質問などにもその場でお答えします
© 2019 株式会社ネクストフェイズ