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士業・コンサルタントのみなさん、今のうちに周りの経営者にお知らせし、早い対応をおすすめしましょう。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
2024年3月8日に中小企業庁が公表した資料では、6月末までのコロナ資金繰り支援は以下の方針です。
●民間ゼロゼロ融資の返済開始の最後のピーク(本年4月)に万全を期すため、①コロナ資金繰り支援を本年6月末まで延長するとともに、②経営改善・再生支援を強化する。
●7月以降は、コロナ前の支援水準に戻しつつ、経営改善・再生支援に重点を置いた資金繰り支援を基本とする方向。そのため、6月末まで施策の積極的活用を促進。
●ただし、令和6年能登半島地震の被災地域については配慮が必要。
再生支援の総合的対策
では、2024年7月以降の具体策は? ヒガシカワが独自に予想します。もちろん外れることもありえますので、あらかじめご了承ください。
※なおネクストフェイズは、事業者への個別アドバイスを行っていません。ご相談のある事業者は、ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会の会員を検索して気軽に連絡を取ってください。融資の専門研修を受けた融資コンサルタントが、全国に1,000名以上います
信用保証協会の保証制度を利用した民間金融機関のコロナ資金繰り支援策も、日本政策金融公庫におけるコロナ資金繰り支援策も、今のところ2024年6月末までとされています。
2024年7月以降のコロナ資金繰り支援策は、6月1日時点で中小企業庁から明確な方針が出ていません。が、公表された各種資料を読み込んでいくと、以下のとおりになるのではないかと考えます。
ただしこれは、あくまでもヒガシカワの独自予想。違う結果になったら、あしからずご了承ください。
制度名 | ヒガシカワ予想 |
---|---|
(1)コロナセーフティネット保証4号 | 継続? |
(2)コロナ借換保証 | 廃止 |
(3)新型コロナウイルス感染症特別貸付 | 金利を引き上げて継続 |
(4)コロナ資本性劣後ローン | 継続? |
(1)コロナセーフティネット保証4号・(4)コロナ資本性劣後ローンについては、確証はありません。単なる予想です。
が、(2)コロナ借換保証・(3)新型コロナウイルス感染症特別貸付については根拠資料らしいものがあるので、おそらく上記のとおりになると思います。
「コロナ借換保証制度」が廃止になると、「同額借り換えによる返済据置期間の延長」はできなくなります。
また、「新型コロナウイルス感染症特別貸付」は7月以降も利用可能ですが、7月以降は金利が引き上げられる予定です。
いずれにせよ、6月末までに借換を急ぐべきでしょう。
中小企業庁の資料に「6月末まで施策の積極的活用を促進」とありますから、今なら積極的に対応してもらえるのではないかと思います。
とはいえ申請から結論まで一定の時間がかかりますので、6月末までに間に合わせるには、残り時間はあまりありません。
中小企業を支援している士業・コンサルタントは、「コロナ融資の返済に苦しんでいる経営者」に本記事の内容を伝え、すぐ行動に移すよう積極的に働きかけることをおすすめします。
中小企業を支援する数々の施策、新たな融資制度・保証制度を、国は矢継ぎ早に創設しています。しかしほとんどの経営者はその情報を知らず、施策・制度に疎い士業・コンサルタントも少なくありません。せっかくよい制度があるのに、もったいない!
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