- 2025-3-3
- 融資サポート
- 創業融資, 士業のビジネスモデル, 日本政策金融公庫, 金融機関とのつきあい方

創業融資の審査が厳格化。今までのサポート方法では通らないケースが増えています。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
最近、ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会の会員士業・コンサルタントから 、「日本政策金融公庫の創業融資が以前より厳しくなっていませんか?」 という相談を受けることが増えました。
実際、2024年4月の金融庁による「中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針」改正により、 公庫の創業融資審査は厳格化しています。 この方針転換で中小企業への支援は、「資金供給」から「経営支援」へとシフトしています。
※なおネクストフェイズは、事業者への個別アドバイスを行っていません。ご相談のある事業者は、ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会の会員を検索して気軽に連絡を取ってください。融資の専門研修を受けた融資コンサルタントが、全国に1,000名以上います
創業融資が否決される3つのおもな理由
これまで問題なく通っていた案件でも、以下の理由で否決されるケースが増えています。
- 自己資金が少ない
- 業務経験が不足している
- 返済可能性の根拠が不十分
以前なら上記の①自己資金が少なくても、②業務経験が乏しくても、 ある程度の柔軟性を持って審査が行われていました。 しかし現在はこれらを原因として「③返済可能性の根拠が薄い」と判断された場合、 ほぼ確実に否決される状況です。
さらに、創業計画書の「売上の根拠」が明確でないと、 「もう少し計画を練り直してから申し込んでください」と謝絶されるケースが増えています。
創業融資支援に必要な最新知識とは
公庫の融資方針が変化した今、 過去の支援方法では審査に通らない可能性が高くなっています。
今後の創業融資支援では、以下のような最新知識をしっかり押さえておかないと、 支援した融資案件の否決が続くリスクがあります。
- 審査に通りやすい書類作成のポイント
- 添付しておきたい追加資料
- 面談時の適切な対応策
士業・コンサルタントは支援先の融資審査が通るかどうかの「目利き力」が不可欠
創業融資支援を請け負う料金表は、「手付金+成功報酬」の形が多いもの。仮に成功報酬の割合が高いと、否決された際に売上を確保できません。
今までなら通っていた案件が落ちる現状では、 「融資が通るか通らないかの見極め」が、 支援業務の効率を左右する重要なスキルです。結果的に「無駄な仕事」になることを防げます。
公庫の最新動向を踏まえた目利き力を磨き、 「通る見込みが薄い案件」は適切にお断りする判断力が求められるでしょう。
最新の公庫動向を踏まえた「実践的・創業融資支援ノウハウセミナー」
創業融資の最新動向をはじめ、創業者との出会い方、その目利き、支援業務の効果を高める実践ノウハウ、さらに単発支援で終わらず「顧問先化」までの道筋まで学べるのが、 「実践的・創業融資支援ノウハウセミナー」 です。
このセミナーでは、以下のような知見を具体的に学ぶことができます。
- 最新の融資動向
- 創業者の獲得方法
- 審査を通すための実践ノウハウ
- 単発業務ではなく「顧問先化」への道筋 など
創業融資の支援業務をこれから始める士業・コンサルタントの基礎知識としてはもちろん、 すでに取り組んでいる専門家の売上アップにも直結する内容です。
ぜひこの機会に、創業融資支援の最新知識をアップデートしましょう。
※創業融資支援についての個別質問にもその場でお答えします