大阪市淀川区で開業している行政書士・長島崇さん(35歳)。
単発業務が多く、経営を安定させるのが難しいといわれる行政書士ですが、
長島さんは独立からもう5年目になります。
資格取得→すぐ独立したものの売上ゼロ行進だった初期から、続けに続けた試行錯誤、
さらに「人生を変える」(ご本人談)セミナーで得たことなど、
たっぷりお話しくださいました。
聞き手は、ネクストフェイズ編集部です。…と言い切りたいところですが、
第3回から弊社社長のヒガシカワが 乱入 登場、
その若干のカオスもあわせてお楽しみください。
●長島崇さんプロフィールはこちら
長島崇行政書士インタビュー(全5回)
「セミナーって、有効ですか?」
【もくじ】
第1回 飛び込み営業→自作サイトでWeb集客…の結果
第2回 《藤本式》セミナー参加で何が変わったか
第3回 名刺もチラシも、改良に次ぐ改良
第4回 ヒガシカワさんと喋るとき気後れしていた理由
第5回 価値あるセミナーの見分け方
第3回 名刺もチラシも、改良に次ぐ改良
長島 そうそう、今、持ってきているんで、ご覧になってください。あと、チラシもずいぶん変えたんですよ。実は2種類ありましてね、というのも…(…と、カバンに手を伸ばす)。
―― 名刺にお写真が!
長島 藤本さんも、名刺に写真を入れることをすすめておられましたし、そういうアドバイス、いいものをどんどん取り入れて、というかたちで。
―― チラシも2種類…。
長島 1点は、懇親会や交流会などで知り合った、他士業さんに配るもの。
―― なるほど。
長島 そして、もう1種類は、建設業者さんにポスティングするものです。
―― 建設業者さんにポスティング。
●写真を入れたり、文章を変えたり、改良を重ね続けている長島さんの名刺とチラシ2種。
今後も積極的にブラッシュアップしていくのだそう
長島 SEO対策等が素人レベルだと、ネット集客は非常に競争が激しく、厳しいなって思って、やっぱり「地取り営業」だと、つまり足で稼ごうと思ったときに、藤本さんのセミナーに行く前から始めていたのがチラシなんです。当時はもっとひどい作りでしたけど(笑)。
―― これが最新版。
長島 はい。いろいろ変わった…、もう、全部変わりましたね。どんどん改良しました。
―― あ、このポスティングチラシ、建設業者さんの「更新」なんですね。
長島 もともと「更新」で攻めていたので。
―― 「新規」ではなく。
長島 新規は一応ネットで集客、更新需要は地元でチラシを配って、みたいな感じで、やってました。
―― 地元の建設業者にポスティング、効果のほどは。
長島 物珍しかったのもありまして、今まで通算200件ぐらい配ってるんですけど、4、5件ぐらいお電話いただきましたか。率としては2~3%、めちゃめちゃいいですよね。
東川 めっちゃいいですよ!←ヒガシカワ乱入 登場
長島 たぶん、一般的なレスポンス率の10倍ぐらいかな。
東川 ふつう0.3%あったら御の字やからね。
―― 内容をブラッシュアップした効果ですね。
長島 今の最新版を配り始めてまだ数ヶ月なので結果としてはまだまだですが。というのも、以前は地元のごく狭い範囲でしか配ってなかったんです、大阪市淀川区だけ。ここ最近でしょうか、隣接する吹田市の一部にもポスティングを始めたのは。
―― 営業エリアを決めなさいと、藤本さんもおっしゃっていましたね。
長島 私は今のところ、事務所のある大阪市淀川区がメインですが、同じ区内でも全域ではなく、事務所を中心に北はここまで、西も東も南もここまで、と決めています。隣接する吹田市は、○○町までは足を伸ばしても△△町までは行かない、とか。
―― だいたい半径2キロくらい?
長島 そんなもんですね、半径2キロ、事務所を中心にして。
―― ポスティング数は?
長島 月に10~15件くらいでしょうか。
―― エリア内の建設業者の全体数は?
長島 400か…将来の分も含めて、もうちょっとありますね。
東川 じゃ、それこそ「御用聞きチラシ」をつくってもエエんじゃないの。
いきなりコンサル始まる
東川 「何かご用はございませんか、ご用があったらすぐ飛んでいきます」というチラシ。たとえエリア内の建設業が500件あったとしても、コピーやったら1枚20円としても10,000円にしかならへんやん。
長島 そうですね。
東川 それね、ずっと継続してやっとったら、たぶん反応出てくるで。「更新」という行政書士が必要とされる時期だけじゃなくて、べつに行政書士要らんわってときにもちょくちょくチラシを目にしていると、「まじめな行政書士やな」と、いい印象で覚えてもらえる。要は、そのまじめな態度が、何かあったときにすぐ来てくれるんやなって思ってもらえるカギになるから。だから毎月ちょこちょこ10件15件「更新チラシ」を配るだけやなくて、「御用聞きチラシ」をエリア全体の4~500件、全部に配ったらええと思うよ、ほんまに毎月、毎月。
長島 便利屋と同じような感覚で。
東川 そうそう、今月は何かご用はございますか、みたいな。
長島 本当そうですね。
東川 それとね、このチラシの写真、もっと大きくしたほうがええと思う。
長島 わかりました。
東川 あと、電話の受付時間も、この中途半端に「月~土曜の9時~20時」じゃなくって、「月~日曜/朝4時~23時」までとか、いっそ「24時まで」とかね。どうせそんな時間には電話かかってけえへんねんからね。
長島 (笑)そうですよね。
東川 そういう、普通のことやっていたらあかんと思う。
長島 そうですね(笑)。
―― あの…。
二名 はい。
―― コンサル中のところ申し訳ないのですが、取材を続けてよろしいでしょうか(笑)。
二名 はい、すみません(笑)。
―― 「長島さんは夜遅くの電話、面談もOKという姿勢」と以前からお聞きしていたんですが、実際に夜遅くの電話ってありますか。
長島 ありますね。親方が仕事して、片づけして、すべて終わってから、というパターンがあるので。さすがに面談が22時スタートとか今までないですけど、20時スタートはざらです。
東川 それぐらいの対応は、お客さんの事情考えたら当然やんね。今は20時まで?
長島 電話は一応「20時まで受付OK」にしていますけど。
東川 そこ、「24時まで」にせんかったらアカンよ。夜の相談需要のお客さん全部取りこぼすことになるから。
長島 あ、そういえば、今までそうだったな…。
東川 24時までの表記でエエと思うよ。そんな時間たいがいお客さんも飲んでるから、絶対電話大丈夫やて。
長島 かけてこない、と。
東川 (笑)そのとおり。
―― 飲んだうえで電話かかってきたら?
東川 「また明日あらためて○時に」って言って切る(笑)。
―― でも長島さん、このチラシに記載している電話番号って…。
長島 大丈夫です。不在時は転送するようにしていますし、ナンバーディスプレイを入れていますので、こちらからかけ直せます(笑)。
―― よかったです。東川がまた無理なことを言ったかと(笑)。
長島 いえいえ、こういう東川さんのアドバイスってね…。
(第4回につづきます)
長島崇行政書士インタビュー(全5回)
「セミナーって、有効ですか?」
【もくじ】
第1回 飛び込み営業→自作サイトでWeb集客…の結果
第2回 《藤本式》セミナー参加で何が変わったか
第3回 名刺もチラシも、改良に次ぐ改良
第4回 ヒガシカワさんと喋るとき気後れしていた理由
第5回 価値あるセミナーの見分け方
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